約 3,046,271 件
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/2558.html
戦国BASARA3 【せんごくばさらすりー】 ジャンル スタイリッシュ英雄(HERO)アクション 対応機種 プレイステーション3Wii 発売・開発元 カプコン 発売日 2010年7月29日 定価 【PS3】6,990円【Wii】5,990円(税込) プレイ人数 1~2人 レーティング CERO B(12才以上対象) 備考 Wii版はクラコン同梱版も数量限定販売Wii版は廉価版にもクラコン同梱版あり 判定 賛否両論 ポイント アクションが大幅に進化一部キャラの不謹慎な設定は賛否両論 戦国BASARAシリーズ 概要 特徴 評価点 大幅に爽快感が増したアクション その他 賛否両論点 問題点 設定の問題点 ゲーム部分の問題点 総評 余談 乱れ舞え、宿命の決戦へ。 概要 『2』からおよそ4年ぶりとなる『戦国BASARA』シリーズの正式ナンバリングタイトル。 成長した徳川家康と新キャラクターの石田三成がメインキャラクターを務めており、天下分け目の戦「関ヶ原の戦い」にスポットを当てている。 キャッチコピーは「こんな関ヶ原見たことねぇ!」 特徴 プレイアブルキャラクターは全16人。 新規参戦:徳川家康(*1)・石田三成・大谷吉継・鶴姫・雑賀孫市・黒田官兵衛 『英雄外伝』より続投:伊達政宗・真田幸村・前田慶次・毛利元就・長曾我部元親・本多忠勝・島津義弘・風魔小太郎・お市・織田信長 移動手段の追加 ダッシュの導入 左レバーを2回入力することで、通常の移動よりも早く走る「ダッシュ」が可能になった。 ジャンプ台や滑車、滑り降りることのできる崖の追加 いずれも固定の場所同士を繋ぐ一方通行のギミックであり、本シリーズでは馬を呼び出すといったことができないため、ステージによっては乗馬して走り回った方が早い場合もあるが、ショートカットの手段としてある程度有効に機能しており、特に滑車は武将それぞれのキャラクター性に合ったリアクションを見ることもできる。 固有技の発動方法変更と、固有奥義の追加 前作『英雄外伝』までの固有技は、複数の固有技の中から選択した2つが△ボタンに割り振られ、その2つの固有技をL1ボタンで切り替えながら使用する形式であった。そのため一度の合戦で使用できる固有技の数は2つであったが、本作では△ボタン、R1ボタン、L1ボタンと△ボタン同時入力、左スティック前要素と△ボタン同時入力(以下、コマンドはPS3版のもの)という4種類の入力方法があり、それぞれ違う固有技が発動する。 □(通常技)ボタンの長押しにもキャラクターごとにタメ攻撃や派生技などが割り振られており、一部のキャラクターは前作までの固有技が□ボタン長押しに割り振られている。 R2ボタンに、固有技の強化版である固有奥義が割り振られた。固有奥義は3つの中から1つを選択する形となっている。 この変更により、一度の合戦中に4つ(5つ)の固有技と1つの固有奥義が使用可能になった。 戦刻ブースト 前作の「戦極ドライブ」に代わるシステムで、敵を撃破したり後述の「陣」を占領することで蓄積したゲージを使用して任意で発動できる。 攻撃力が上昇し、ダメージを受けても討死しないなどの特徴があった戦極ドライブに対して、戦刻ブーストは使用中全ての敵の動きがスローになり、発動中はコンボが途切れなくなる。スローになるので一方的に攻撃でき、被弾はまずしないが、戦極ドライブと違い体力が尽きれば普通に討死する。また、3段階まで溜めることが可能だった戦極ドライブとは違い、ゲージは1段階のみ。 効果時間は10秒だが、敵を5人撃破するごとに2秒延長される。そのため、敵が纏まって出現する箇所が多いステージであれば、かなり長い時間好き放題に敵を薙ぎ倒すことができる。 装備システム 「防具」が廃止され、装備アイテム(装具)は武器にセットする形となった。 各武器には装備アイテムをセットするスロットが最大6個用意されており、戦場で武具を入手した際にランダムで攻撃力の数値やスロット数が上昇する。 ステータス上昇などの効果を持った装備アイテムの「レベル」の概念がなくなり、効果の大中小に応じて「鈍色の○○」「△△(効果ごとの固有色)の○○」「黄金の○○」の3種類に分けられ(*2)、複数装備することで効果を重複させることが可能になった。 希少価値の高い装具は玉手箱からは直接入手することができず、玉手箱から獲得できる「ご当地資源」や、ヒット数や撃破数などの一定条件をクリアすることで得られる「実績資源」を、バサラ屋の項目で小判を消費し組み合わせることで入手できるようになっている。 「ご当地資源」はステージによって入手できる資源が異なっており、各地方の古くからの特産品が入手できるようになっている。例として、恐山のステージでは「南部鉄器」と「津軽こけし」が入手できる。 ちなみに、ご当地資源の数々は各地の特産品とのタイアップも兼ねている。 「陣」の概念と「剣劇」の追加 本作ではステージが「陣」と呼ばれるいくつかのエリアに分けられており、各陣地につき1つずつ設置された小さな櫓の中には陣を守る陣大将が存在する。敵の陣地で敵陣大将を倒すと、その陣を占領し自軍のものとすることができ、逆に味方陣大将が倒されれば陣地は敵軍のものとなる(マップ上では自軍陣地が青、敵軍陣地が赤で表示される)。例外として、ステージによっては一部の陣が敵味方どちらのものでもない「中立陣(マップ上では灰色)」となることがあり、その場合は櫓の中に置かれた太鼓に敵味方どちらの攻撃が先に当たったかによってどちらの軍の陣地になるかが決定する。占領した陣地の数が多いほど、敵武将の攻撃頻度やダウン後の復帰速度が遅くなり、弱体化する。また、特定の陣の占領がステージを進める条件になっている場合もある。 反面、自軍のものとなった陣地からは基本的に敵の雑兵が湧かなくなるため、数多くの敵を撃破したい場合はあえて陣の占領を後回しにするなどの工夫が必要となる(逆に、敵武将との戦いで雑兵に邪魔されたくない場合などは付近の陣を占領しておけば一対一に持ち込むことができる)。 陣にはそれぞれ、「一定時間攻撃力上昇」「一定時間防御力上昇」「体力回復」という3つの特殊効果からどれか1つが割り当てられている。自軍の陣では一定間隔でその陣に割り当てられた特殊効果が発動するようになっており、効果発動時に陣の中にいればその恩恵を受けることができる。とはいえ効果発動の間隔がそれなりに長い事もあり、攻略に活用するには少々工夫がいる。 「陣」の追加に伴い、陣大将への攻撃力が高く味方の陣を奪おうとする「占領隊長」という敵兵種が追加された。剛力兵と同じ巨漢タイプであり、攻撃時にはスーパーアーマー状態となり怯まない厄介な敵だが、マップ上では他の分隊兵長と違うアイコンで示されるため、陣の奪取を防ぐために占領隊長を優先的に撃破することはそれほど難しくはない。 「剣劇」は敵武将の戦いで、通常技同士が3回連続でぶつかった場合に発生する打ち合い。□ボタンを連打し、連打数で相手を上回ることができれば最終的に吹き飛ばして失神状態にすることができる。 失神状態となった相手は少しの間行動不能となるため、コンボの最初の一撃を確実に入れることができ、威力は大きいが隙が大きい技を当てたり、あるいは戦闘を一旦仕切り直す用途でも使える。 剣劇の難度は敵武将ごとに異なり、最強クラスの設定となっている本多忠勝や立花宗茂との剣劇ともなると相当数の連打を要求される。 敵グラフィックの一新と、兵種の入れ替え 前述の「占領隊長」も含め、PS3への移行に伴ってグラフィックの一新と特殊攻撃を行う敵兵種の大幅な入れ替えが行われた。 前作から削除された兵種としては、「鬼兵」「火炎壺兵」「鉄鋲兵」など、本作より追加された兵種としては「手榴弾兵」「ガトリング兵」「祈祷兵」などが挙げられる。 ゲームモードは「ストーリー」「自由合戦」の2つ。前作にあった「天下統一」「大武闘会」は削除されている。また、『英雄外伝』から追加された2人プレイは本作でも可能。オプションなどは割愛。 「ストーリー」は前作(『2』及び『英雄外伝』)とは仕様が変更されている。前作は各キャラクター毎に固定の5~6ステージを物語を追うようにプレイしていく形式だったが、本作では前作までの「天下統一」モード(各キャラクターの拠点からスタートし、最終的に全領地を自軍のものとし天下統一を目指すモード)の要素が含まれており、いくつかの候補の中から進軍先を選び進んでいくこととなる。 「自由合戦」は文字通りクリア済みのステージを自由に選んで遊べる。相手の武将と同じキャラクターを選んでも問題はない。 敵武将「地方領主」の登場 地方領主は各地の有力な武将であり、一般兵のモデリングやモーションを流用した中ボスのような性能を持っている敵武将。ストーリーには直接関わって来ない所謂モブのようなキャラであるが専用の技やBASARA技を持っているため舐めて掛かると痛い目を見る。 もちろん全員『戦国BASARA』らしいキャラ付けをされている。ちなみに過去作でモブ武将ながら登場シーンのあった直江兼続も愛の前立ての付いた兜の専用グラフィックになり地方領主として参戦している。 評価点 大幅に爽快感が増したアクション 前述のように固有技の発動方法が変更されたことで出せる技が格段に増え、ダッシュキャンセルやジャンプキャンセルといったテクニックが導入されたことでコンボの選択肢も大きく増えた。また、一部とはいえ、空中でも固有技を発動できるようになった。ゲーム中では説明されない隠し仕様も数多く存在し、特定条件で固有技の仕様が変わるという、いわば1.5人分のボリュームを持ったキャラクターも大幅に増えた。プレイアブルキャラクターは全員が細かく作り込まれており、キャラクターの個性を活かしたアクションと爽快感あふれるコンボは前作までとは比較にならないほど進化している。 例として、三成は特定の技を敵に当てた際にボタンを長押しすることで、吹き飛んだ相手を追尾する「刹那」という瞬間移動が発動する。更に、「刹那」が発動した直後に固有技か固有奥義を使用すると、始動時の隙がカットされるようになる。 このため、操作に少し慣れが必要ではあるものの、慣れれば「刹那」を利用してどんどんコンボを繋げ、スピーディーかつスタイリッシュなプレイングが楽しめる。 既存キャラクターも、以前よりもキャラクターごとの技の特徴が大きく差別化されており、個性が更に大きく表れている。 政宗は、前作までは固有技のモーション・性能は通常時と六爪時でほぼ共通だったが、本作では六爪流モードに移行した際に固有技のモーション・技名(*3)・性能が変化するようになり、通常モードと六爪流モードの切り替えによる戦術のバリエーションが増えた。 空中戦法に特化した性能であった風魔小太郎は固有技が空中発動可能になるなど、空中での攻撃パターンが更に多彩になっており、「ステージ開始直後にジャンプし一度も着地せずステージクリア」といったネタプレイも可能となっている。 前田慶次は固有技である「恋のかけひき(*4)」によって様々なコンボへ派生できる点が強調されており、キャンセルで出せる技の種類・キャンセルできる動作の双方が追加されている。 島津義弘は「示現流 断岩」が更なる強化を受け、高難易度の忠勝など限られたケースを除けば弾き返しで体力を減らす必要すらない文字通りの「一刀必殺」となった。コンボに特化した本作において「一撃の爽快感」を突き詰めた異色のキャラクターである。当然そんな技を簡単に当てさせてくれるはずもなく、「断岩」発動までの時間が弾き返しによる敵武将の停止時間よりも長くなったため、確実に当てるためには剣劇に持ち込む必要がある(剣劇勝利時の敵武将の停止時間は弾き返し成功時よりも長い)。 ダッシュの追加により、馬が配置されていないステージでも長距離の移動が格段に楽になった。更に、ダッシュ中に×(ジャンプ)ボタンを押すと、ジャンプの飛距離が大幅に伸びて敵を一気に飛び越えることができる。 ちなみに、足の遅いパワータイプのキャラクターを筆頭とした多くのキャラクターが、ダッシュジャンプを繰り返すことで通常ダッシュよりも早く移動できる。 パワータイプ限定で、ダッシュでつづらに体当たりすると割ることができ、いちいち通常技を振る必要がなくなった。 パワータイプの武将(特に島津)は通常技の初段の発生が遅いため、地味にありがたい。また、通常技の範囲が広過ぎて温存したいつづらまで割ってしまうことが多かった忠勝にとっては、2つ並んだつづらの片方だけ温存するということが容易になり、こちらも地味にありがたい変更と言える。 また、前述の通り技後の硬直をダッシュキャンセルできるようになっており、移動だけではなくコンボを繋げる用途でも役立つアクションとなっている。 地味に空中で弾き返しやバサラ技ができるようになった。これにより空中でも被弾しにくくなった。 といっても空中バサラ技は無敵時間のある宙返りをして通常のバサラ技を放つだけで、空中用のモーションがあるわけではなく、あくまで緊急回避。 空中で被弾しにくくなった点については、ジャンプ中に△ボタンを押すことで出せるジャンプ特殊攻撃(地面に向けて攻撃)の仕様変更により、着地の隙に攻撃されにくくなったことも挙げられる。 前作までの場合、ジャンプ攻撃を出し切ったあとはジャンプ特殊攻撃を出すことはできなかったが、本作ではジャンプ攻撃を出し切ったあとでもジャンプ特殊攻撃を使用できる。 前作までの盾兵はプレイヤーの動きに合わせて盾ごと方向転換していたが、本作では盾の方向がプレイヤーの動きに関係なく固定となった。 この仕様変更により、ダッシュジャンプなどで盾を飛び越え背面に回れば、盾の耐久度を気にせず一気に攻撃できるようになった。 「多段ヒットの固有技がない」などの理由で盾兵に苦戦しがちだった武将でも対処が楽になったが、背後を取られた盾兵が振り向いて攻撃してくるわけでもなく、背を向けたまま完全に無防備になるという点については「少々不自然で緊張感に欠ける」という不満意見もある。 攻撃動作に入った敵は、頭上に表示されている体力バーが光るようになった。 この仕様の追加により、多数の敵に囲まれた乱戦状態でも「どの方向から攻撃が来るか」がかなり分かりやすくなったため、アクションゲームの初心者でも多数の敵に対する対処が容易となった。 銃兵・弓兵の射撃など遠距離からの攻撃も確認しやすくなっている。 従来作では総大将との戦闘エリアに雑兵が無限湧きするステージも多かったが、本作では陣システムの追加により、ほぼ全てのステージにおいて敵総大将との一騎打ちに持ち込むことが容易になっている。 そのことによって、雑兵を蹴散らしヒット数を伸ばすことに主眼を置いた一対多の戦いと、敵大将にひたすらコンボを叩き込むことに特化した一対一の戦いがくっきりと分かれ、荒削りではあるものの本作独自のプレイ感を生み出している。 戦法・コンボが多様化したとはいえ決して上級者向けになったというわけではなく、前述の敵の体力バーの仕様変更などにより、コンボを繋げたり多数の敵を捌くことが苦手なアクションゲーム初心者でも苦戦しにくく、お手軽に爽快感を得られるように工夫されている。 これらの進化したアクションは、後述の『宴』で更に改良されている。 その他 『英雄外伝』までは、馬上攻撃はともかく乗馬時の体勢は共通の部分も多かったが、本作では固有モーションが増えた。 ムービーなどで印象的だった「腕組み乗馬」がようやくステージ中でも再現されるようになった政宗を筆頭に、馬上に立って槍を構える幸村や馬上で正座する鶴姫など、奇妙奇天烈な乗馬スタイルで移動する武将たちの姿はおバカ要素として好評。もちろん島津のように普通に乗馬する武将もいるが、彼らは奇天烈なキャラの多い本シリーズの中でも現実的なキャラのため批判はない。 Wii版に限ればグラフィックは水準以上。また、フレームレートも60で安定しており目立った処理落ちも皆無。 『ワンダと巨像』のBGMなどを手がけた大谷幸氏によるメインテーマや、追加された新キャラクターのテーマなどの評判が高い。その他ステージBGMも評価が良く、「大坂・冬の陣」のBGMは特に人気が高い(*5)。 既存キャラクターのBGMも次世代機らしいアレンジがされ、一部のキャラクターの専用BGMは新たなものに差し替わった。 しかしまたしてもサウンドトラックには全曲収録されなかった(一部の武将のテーマ、ステージBGMなどが収録されていない)。 これに関しては『宴』のサウンドトラックに未収録曲が収録された。 OP主題歌はシリーズお馴染みの西川貴教氏こと、T.M.Revolutionの「Naked arms」である。 ナンバリングの前作『2』ではHIGH and MIGHTY COLORが担当した事で「主人公格の前田慶次のテーマとしてはともかくBASARAには合わない」という評価が目立った。 だが、今作はぶっ飛んだ世界観とシンクロした良曲で、ゲームを盛り上げてくれる。T.M.Revolutionとしては『1』の「crosswise」以来のゲーム主題歌である(*6)。 お馴染みのアイテム「熱唱びわ」を装備すれば合戦中に流れるのはもちろんのこと、関ケ原における家康と三成の最終決戦のシーンではデフォルトでBGMとして使用されている。 また、珍しい事に海外版『Sengoku BASARA Samurai Heroes』でも別曲に差し替えられる事なく、「Naked arms」の英語版がそのまま起用されている。 + 英語版『Naked arms』のオープニング映像 PS3への移行に伴いキャラクターのモデリングが作り直されており、前作までの問題点であった「キャラクターの口パクがない」という点は(地方領主を除き)解消された。 NPC武将は、前作までは基本的に通常技の動作などを一部のPC武将から流用していたが、本作では地方領主を除く全武将の通常技が固有モーションとなっている 前作から固有モーション持ちだったキャラクターは立ちモーション等、細かい部分の変更が加えられている。 制限時間内に占領できなかった陣の数だけ対決時に信長が復活する「本能寺の変」ステージなど、タイムアタック要素が好評。 これまでのシリーズ作にもタイムアタック要素のあるステージはいくつかあったが、本作ではダッシュジャンプによる時間短縮のテクニックや使用できる固有技の増加で時間短縮の選択肢も増え、タイムアタックを楽しむプレイヤーが増えた。 他にも、前半で馬に乗った政宗とゴール地点への到着を競う「奥州走竜戦(通称:奥州杯)」も、動画投稿サイトに動画が数多く投稿されるなど盛り上がりを見せた。 「奥州走竜戦」の場合、純粋なタイムアタックというよりはステージのコンセプトを完全無視した「いかに馬に乗らずに政宗に勝つか」が主目的と化し、一部の動画は馬に乗った政宗を馬に乗らない武将たちが異様な方法で追い抜いて行く馬鹿馬鹿しくシュールな絵面で、視聴者の腹筋を崩壊させた。 しかし非常に残念な事に、今作ではクリア時にクリアタイムが表示されない。『宴』ではクリア時のタイム表示が復活したが、表示されるのは死亡後台詞等を含めてのタイムなので、正確に測るためには結局敵大将撃破直後にスタートボタンを押して一時停止し、その時点でのタイムを確認する必要がある(*7)。 賛否両論点 従来のシリーズ作品よりバカゲー要素が減った。 従来作にシリアスがなかったわけでも本作にギャグがないわけでもないが、本作のストーリーにはシリアスというより鬱展開に近いものもいくつかあり、元々このシリーズがギャグ色で売っている所もあっただけに、雰囲気の違いに違和感を感じたファンが多かった。 家康・三成の1周目(赤ルート)EDに対して「鬱ヶ原」と、元就の2周目以降(青ルート)や元親の1周目(赤ルート)EDに対して「瀬戸鬱」という呼称が生まれたことがそれを物語っている。 鬱というほどではないが、本作における幸村の「信玄が病に伏せったことで思い悩み、意気消沈している」という描写については「いつまでも熱血馬鹿のままで成長が見られないのも大問題だが、成長させるにしてももっと幸村らしさを活かした成長描写はできなかったのか」と特に不評の声が大きかった。(*8) + (以下ストーリーのネタバレと鬱要素注意) 家康と三成の1周目(赤ルート)EDは、それぞれ「宿敵を倒し関ヶ原の勝者となる」というものだが、家康はかつての友を殺さざるを得なかったことに声を殺して涙し、三成に至っては「秀吉の仇を取るためだと言いつつ、家康を殺すことに拘ったのはそれが自らの生きる理由になっていたからだ」ということに気付き、生きる意味を見失った虚無感と自らが犯した秀吉の名を利用するという不敬に耐えられず発狂してしまう。 元就の2周目以降(青ルート)のEDは「元就が元親を罠にかけ、最終的に全ての敵を滅ぼす」というもの。元就本人にとっては概ねハッピーエンドだが、元就を除く主要人物全員死亡というとんでもない鬱展開である。 元就が元親に仕掛けた罠も「元親の領地である四国を襲撃してその罪を元親の親友である家康に着せ、元親が家康を倒すように仕向ける」という、効率的だがかなりえげつないもの。しかも、元親が家康を倒した後に四国襲撃の真実を暴露し、元親を絶望させ冷静さを失わせた上で攻撃を仕掛けるという徹底ぶりである。 最終的に、元親は戦闘中に武器を投げ捨てるというほぼ自殺のような形で倒されており、その行動を目の当たりにした元就の心にはわだかまりが残るというすっきりしない結末になっている。 元親の1周目(赤ルート)EDは上述の元就のストーリーとリンクしており、「仲間の仇である家康を倒したものの、釈然としないものを残したまま終わる」というもの。 元親のストーリーは、赤ルート ⇒ 青ルート ⇒ 緑ルートとストーリーを進めるごとに徐々に四国襲撃の真実に近づいていくという凝った作りになっているのだが、肝心の「元親が四国襲撃を家康の仕業と断定する根拠」が薄く(*9)、しかも1周目が強制BADEDで終わるという仕様のため、元親ファンのみならず他のキャラクターのファンからも厳しい意見が続出することとなった。 一応、赤ルートで元親が家康を信じることができなかった理由については補足されているのだが、それが「不用意に領地を留守にして襲撃される隙を生んでしまった負い目もあり、激しい怒りに取り憑かれて冷静さを失っている」「黒幕である元就と大谷に"直接家康を問い詰めに行っても、あっさり倒されるかとぼけられるだけだ"と言い包められ、落ち着いて向き合う機会を失った」という、元親の短所(豪快で自由奔放だが、裏を返せば感情的で国主としての責任感に欠ける)を強調するものばかりであったことも火に油を注ぐ結果となった。 批判の声も多数あるものの、こういったシリアスなストーリー(特に家康・三成両名の赤ルート)に対しては好意的な意見も少なくなく、2周目以降のストーリーにはいつもの『戦国BASARA』と言えるバカ全開なルートも多い。例として、上で挙げられた幸村の2周目ルートは熱さを取り戻した幸村の物語であり、憂いなく走りまくる幸村の姿を存分に楽しめる。更に前々作主人公の前田慶次は開放されていくストーリーで少しずつ物語が進み、最後の開放ルートでは…? また、シリアス成分多めのストーリーや複数のストーリーが密接にリンクしている点は、見方を変えれば今まで以上にスタッフがストーリーに力を入れていた(入れようとした)ということでもあり、ムービーの使い回しによるエンディングの水増しを控えたりルートクリアに必要なステージ数を減らすなど、労力をもう少しストーリーの練り込みやプレイヤーを飽きさせない工夫にも回していれば(路線変更に対する批判は免れないだろうが)評価はかなり違っていたと思われる。 全体的にシリアス寄りである本作だが、新規敵武将についてはギャグ重視のキャラクターが多い。関ヶ原での裏切りのせいでネガティブな評価しかない小早川秀秋は優柔不断な食いしん坊というウザかわいいキャラになり、豊臣のせいで娘を失い東軍に付いた史実や謀略に長けたと言われる最上義光は長いものに巻かれたがる風見鶏な武将と見せかけて信長に心からの敬愛を見せる等食えない性格となっている。大友宗麟はザビー教要員で史実通りわがままし放題のはちゃめちゃな言動が目立つ。彼に仕える立花宗茂は忠節を尽くす武人らしい言動とは裏腹に、宗麟に振り回される苦労をぼやく心中の声も表示されるため、ユーザーから「ツイッター宗茂」なる愛称で呼ばれている。 アクション・コマンドの煩雑化旧作より大きく進化したアクションは本作、本リーズ最大の魅力ではあるものの、このゲームの対象となるライトユーザにとっては少々とっつき辛いものになっている。 本作は一般的な無双ゲーにありがちな弱と強攻撃を組み合わせた技コマンドではなく、各技が別のコマンドごとに割り振りられている形になっている。前作では一応無双みたいな弱→強でもどうにか戦えたが、本作ではスティック入力の有無でも技が変わったりと、慣れるまで時間がかかる。 隠し仕様が多い。探すのも楽しみの1つとはいえ、キャラによっては性能を一変させるほどのものがあるにもかかわらず説明不足気味ではある。 本作以降には敵武将に同技補正と通称される固有技を制限する為の仕様があり、連続で同じ技を使い続けると相手が強制ガード、受身、それでも強引に攻撃し続けると弾き返しを行う。 この補正は時間経過で切れるため、複数の技を駆使して補正が切れるまで時間を稼ぎ、様々な技を使用することを促している。と言えば聞こえはいいが、実際は複数の技を組み合わせることを前提にしているのである。それが魅力であるとはいえ、ライトユーザーにとっつき辛いことに変わりはなく、またゲーム内外含めた点で最新作まで一切これらの解説が無い。 一応フォローしておくとただとっつき辛くなったわけではなく、評価点のようにきちんとフォローが入っている点も考慮すべきではある。 BASARA技やゲージ効率の下方修正 前作と比較して、バサラゲージの最大値が全体的に増えた(*10)。また、挑発や攻撃ヒットによるバサラゲージ増加量も大幅に抑えられた。さらに、瀕死時のバサラゲージの自動増加量も1Fあたり2/3にまで減らされ、「赤逃げ」(体力が一定値を下回るとバサラゲージが自動で溜まるのを利用し、「ひたすら逃げてゲージが溜まったらバサラ技」という行動を繰り返す戦法)もやり辛くなった。おまけに、これだけ下方修正されているにもかかわらず100ヒットを超えると攻撃によるバサラゲージ増加量が半減するという謎の仕様も、本作では残されている。 また、本作では主に威力面でも弱体化しており、不満の声があった。『2』では主力として使えたが、『3』ではどちらかというと技中無敵であることを利用した緊急回避の用途が主となった。 元々の威力が前作に比べて下がっている上に、戦刻ブースト中に使用できる「究極バサラ技(バサラ技の上位版)」も威力は1.1倍上昇と外部メディアには記載されているものの、実際は与ダメージに一切変化が無い。ちなみに、前作では究極バサラ技の攻撃力上昇値は最大で2倍、最小でも1.2倍であり、ノーリスクでバサラ技の威力を1.5倍にするアイテムが存在していた。 本作では敵武将もバサラ技を使ってくるため、敵武将のバサラ技による事故死を起こりにくくすると同時にプレイヤーの「赤逃げ」を抑制し、難易度の調整を図る目的だったと思われる。敵武将のバサラ技には「使用するのは1回の戦闘につき1度のみ」という制限が加えられているのだが、バサラゲージが複数ストックできない仕様のため「敵武将のバサラ技にバサラ技をぶつけてやり過ごす」という手段が取りづらい。また、高威力のバサラ技に頼らなければどうにもならない高難易度というわけでもないため、「初心者にとっては敵武将のバサラ技による事故死が頻発してストレスになるよりは良かったのでは」という意見も多い。 また、高難易度では敵武将がバサラ技を回避しようとするようになり、壁際に追い詰めるなど工夫しないと当たらない武将が多いが、大きく移動するバサラ技を持った一部武将は高難易度でも安定して当てることができるため格差が大きい。 敵武将が使ってくる場合は「大きく移動するバサラ技の多くは回避が難しい代わりに弾き返しやすい」という特徴のためある程度バランスが取られているが、自分が使う場合は敵武将はバサラ技を弾かない仕様になっているため当てやすいバサラ技が圧倒的有利となり、若干不公平感がある。 問題点 設定の問題点 初代から一貫してぶっ飛んだ設定などが魅力の1つである本シリーズだが、本作では不謹慎な創作設定や史実からあまりに乖離した設定が多く見られる。 バカゲーやお祭りゲーとして認知されているものの歴史ゲームを謳い、宣伝もそのように行われたため、ファンのみならず拒否反応を示す人も多く存在する。 本作で新登場する大谷吉継の設定が、本来の大谷吉継の人物像として語られている事柄、並びに事跡の正反対の設定であり、デリケートな人物だけにやり過ぎと指摘する声が上がっている。 「重い病を患ったせいで豊臣秀吉存命時代に疎んじられた腹いせに、全ての人間を不幸に陥れたい」という理由で石田三成に協力するという設定になっている。これにより開発陣への不快感と不信感をあらわにするファンが現れた。差別の恐ろしさ・愚かしさを訴えるといった高尚な目的があるならばともかく(*11)、そこまでの掘り下げができないのに仁将のイメージが強い武将に負の設定を付け加えるというのは、批判の声があって然るべきものである。 また、その「病のせいで全ての人間を不幸に陥れたいと暗躍」という悪そのものの設定故に、日本ハンセン病学会からカプコンに「悪者扱いしないで」という要望書(抗議ではない)が提出されるという騒動にさえなり、各種メディアで報道された。 これを受けてか、現在では公式サイトの大谷吉継の紹介文は当たり障りのない文章に変更されている。 しかしながら、肝心の製品版では上記の設定のままである。開発がだいぶ進んでしまい、キャラクターデザインやムービーなどを今更作り直すわけにもいかなかったのだろうが、断り書きの紙を入れるなどはできなかったのだろうか。 一方で、ストーリーやステージ次第では三成を庇って死ぬ、「"全ての人間を不幸にする"のが目的ならば三成にも不幸を与えるのか」と問われて言葉に詰まり愕然とする、三成を裏切った元就に対して激しく激怒するなど、「石田三成の親友」としての描写も多く、この複雑な友人関係については魅力を感じるプレイヤーも多い。だからこそ現実の病に対する配慮がちゃんと出来ていれば良かったのだが…。 また、病身を疎まれ続けたため感謝の言葉を告げられた際には戸惑いを露わにするなど、病による差別さえなければ純粋な人物であったことを強調する描写も多く、家康は病になる前は史実同様の性格であったというような旨を話す。 「舞台の中心になる合戦(関ヶ原の戦い)と関わりがないから」と一部のキャラクターをリストラしたりNPCに格下げしている一方、「史実では関ヶ原の戦いに関わりがないが人気のある既存キャラクター」「史実で関ヶ原の戦いと関連がない、もしくはとうに死去している新キャラクター」が何人も登場しており、説明が噛み合わない。 また、世界観の設定自体もある程度変更されたためか一部の登場人物に旧作と矛盾する設定や発言などもあり、このようなキャラクター崩壊も理不尽さを感じるリストラと合わせて既存キャラクターのファンから顰蹙を買った。 史実では関ヶ原より30年近く前に死去した毛利元就が『3』でもまだ青年の姿で現役であったり、同じく関ヶ原の1年前に死去した長曾我部元親も同様に続役している。 とはいえこの2人に関しては、BASARAシリーズを通して(*12)の「参戦は有名人物のみに絞り、親子関係は基本的に出さない。そのキャラに、『家』の史実を集約する」と言う方針を通しただけである。つまり元就は毛利輝元、元親は長宗我部盛親の代役として参戦している訳で、続投はむしろ当然であり、批判は少ない。 他の「とうに死去している新キャラクター」は、大友宗麟や鶴姫などが挙げられる。 宗麟はもちろん関ヶ原とはまったく関係のない人物ではあるが、同じく新キャラクターとして登場した立花宗茂関係、更に言えば元になった(*13)と思われる立花道雪関係で登場させたのだと理解はできる。 一方で鶴姫は正真正銘、関ヶ原とはまったく関係がない。亡くなったのは関ヶ原の半世紀以上前とされており、実在しなかった説すらある伝説上の人物である。鶴姫は伊予河野軍の所属になっているが、実際には河野氏は豊臣秀吉によりとうの昔に攻め潰されており、この時期の伊予の主は豊臣家(加藤嘉明・福島正則)・毛利家家臣(安国寺恵瓊)である。ちなみに、関ヶ原時点での河野家当主は毛利輝元の意を受けて伊予に出兵しているがその件まで含んでいると考えるのは無理があるだろう。 新たに地方領主という敵武将が追加されたが、実際に関ヶ原の時点で存命なのは6人中、佐竹義重・直江兼続の2人のみ。地方領主たちは口や指が動かないので『2』までのポリゴンモデルを彷彿させる。 ゲーム部分の問題点 プレイヤー武将の大幅な減少 システム・モデリングの一新やストーリーの分岐追加などを踏まえるとある程度は仕方ないとはいえ、プレイヤー武将の人数は前作の30人から半分近くにまで減少してしまった。 前述のようにキャラクター選出の基準について不自然な部分があることも、この点が不満に挙げられる要因となった。 前作と比較して全体的にカメラが自キャラに近く、若干見づらい。 敵武将のバサラ技 潰す手段は弾き返し、究極バサラ技、ブースト発動時の衝撃波の3つのみで、ブースト中は他の攻撃で潰す事はできない。 バサラゲージが無い状態でブーストの衝撃波を当て損ねると、敵武将がスローモーションでバサラ技を継続するため、手出しできなくなってしまう。一応弾き返しはできるがスローモーションの敵に弾き返しを狙うのは至難の業。 Wiiとのマルチの関係によるものだと思われるが、グラフィックのレベルがPS3レベルとはお世辞にもいえない。 PS3はWii版の解像度向上版というだけではなく、Wiiでテクスチャだった部分がPS3ではポリゴンで作られていたりと、どうにか向上しようとは図られている。 また、フレームレートもWii同様安定しており、処理落ちも皆無。敵兵もほんのわずか増えているがほぼ誤差の範囲。 ストーリーに分岐が追加された割にはステージ数が少なく、ストーリーのオールクリアが半ば作業になってしまっている。 更に、本作のストーリーモードは前述のように前作の天下統一モードの要素が入っているため、物語と関係のない場所も通過する必要があり1つのルートをクリアするために通過するステージ数が多い。しかも以下の事情から周回プレイがほぼ必須となるため、何度も同じステージをプレイしなければいけない。会話イベントが少し変わる程度というほとんど意味のない分岐が異様に多く、酷い部分では同じエンディングに辿り着くのにルートが10通り以上に分岐している。そのため、ファンからは「分岐追加は嬉しいが、これなら『2』の方がマシだった」との声も多い。 最初のプレイで選べるルートは半数のキャラクターが1つだけであり、2周目以降にしか登場しないルートが存在する(しかも主人公格である家康や政宗のエンディングは、一見他のキャラクターより数が多いように見えるものの、途中の細かなイベントが変化するたけで肝心のエンディングムービーを丸々使い回しているものが複数混ざっている)。 ストーリーを3周しなければ手に入らない武器がある。更に各キャラクターの専用装具(専用アイテム)が4つに分割されているため、全て揃えるためには4周クリアする必要がある。専用装具ははっきり言って4枠も使う価値があるものがほぼなく、一部のキャラクターは前作の専用装備(1枠)が無理矢理4つに分割されているという有様。 各キャラクターのストーリー同士が密接にリンクしており、複数人物の複数ルートをプレイしなければストーリーの全容を把握しづらいため、オールクリアを目指さないプレイヤーでも場合によっては伏線回収のために周回プレイをする羽目になる。 史実の武将の人物像や合戦、エピソード等を収録した史実資料館があるが間違いが見られる。 軍師である黒田官兵衛は兵站で活躍したことになっている。 伊達政宗はかなり後(明治時代)に与えられた称号「独眼竜」を自称したことになっている。 雑賀衆に「さやか」という女性がいたことにされている。沙也可について バサラ屋では武器や成長アイテムが削除され、資源を組み合わせて装具を作ることしかできなくなった。これによって金の使い道が少なくなった。 しかも前作より金が稼ぎやすいため、金が大量に余ることになってしまう。 にもかかわらず、合戦中の獲得小判の最大値が『英雄外伝』までの999999両から桁が1つ少ない99999両に減ったためにすぐにカンストしてしまい、『英雄外伝』までのように1回のプレイでごっそり小判を稼ぐということは難しくなっている。 武器6種類(第七武器は装具枠なしで固定なのでカウントせず)×最大装具枠6個であるため、同じ装具は最大36個あれば充分なのだが、重複装備が可能な装具の最大所持数がなぜか99個。そのため、装具のカンストを目指すと今度は小判(と資源)がいくらあっても足りない事態となる。無意味な上に資源の方が稼ぎにくいため、余った小判の使い道としては微妙だが。 ストーリー以外のやり込み要素が少ない。 武将1人ずつのストーリーのボリュームはアップしているものの、「天下統一」と「大武闘会」の双方が削除されてしまった影響は大きく、ボリュームに欠ける印象は拭えない。 旧作よりアクションが強化された点を考慮しても、キャラクターが15人しかいない点もボリューム不足を目立たせてしまう。とはいえ、『1』の積み重ねがあった『2』や『英雄外伝』と比較すると流石に酷か。 一応、地方領主を除き、NPCを含めコンパチが1人もいない点は考慮すべき点ではある。 本作では、倒すと攻撃力等のステータスがアップする「おたずねもの」が一定確率で出現するが、時間制限がある上に出現場所は3箇所の候補からランダムで決定される。更に「おたずねもの」の位置はマップに表示されず、発見できたとしてもガードが固く非常に倒しにくいため、ある程度対策をしておかなければまず間違いなく時間切れで逃げられてしまう。 一応、救済策として「"おたずねもの"の位置がマップに表示されるようになる」という能力を持った仲間もいるが、それを38ステージもやることになるため、作業感が強い。 難易度「究極」になると連続攻撃系の固有技が、おたずねもの(攻撃力UP)を全部倒し、なおかつかなり装具で攻撃力を上げないと武将相手にはまともに怯んでもくれない。 総評 前作までのバカゲー的なノリが少なくなり、全体的にシリアスで鬱なシナリオに路線変更したことは多くのファンに違和感を覚えさせることとなった。 旧作のキャラクターの大半がNPC降格、またはリストラされた点について特に問題視され、大谷吉継の不謹慎なキャラクター設定が悪い意味で話題になるなど、ファンからは黒歴史として扱われることもある。 しかし、ゲームとしての出来は良くなっているため上記の問題点を惜しむ声も多く出ている。 シナリオも、赤ルート以外はいつもの『戦国BASARA』をやっており評価も悪くない。 アクション面も、キャラクターの差別化にも成功してアクション面での爽快感は飛躍的に向上おり、特に本作から入るユーザーには非常にウケが良い。 余談 プロデューサーである小林氏の言動は本作でも(悪い意味で)健在…どころか悪化している。 代表的な発言は「シリーズが成功したのは史実を知らない人たちが買ってくれたから」という発言。お前が言うなと言いたくなっても仕方がない。 さらには、上記の大谷の設定に関してツイッター上で指摘した一般人の方に対して「エンターテイメントも知らないようなかわいそうな人」などと発言している。 お市というキャラクターをとにかく推しており、発売前に配信されたメルマガでも「プロデューサーのイチオシキャラ」と紹介されており、「本作ではお市をどうやって続投させるかが一番の課題だった」とまで書かれていた。流石にここまでくると「贔屓いい加減にしろ」と言われても仕方ない。 また、お市以上に担当声優の能登麻美子氏に執着しているとも言われており、彼女に対してことある毎にちょっかいを出していることから、当該声優のファンからは蛇蝎のごとく嫌われている。 このような経緯からか、お市は『英雄外伝』から続投したキャラクターの中で、唯一武器が変更されるなどアクションが完全に一新されている(*14)。 多くのキャラクターがプレイヤブルから格下げされる中、お市が特別扱いされ続投したことはプレイヤーの顰蹙を買った。またプレイヤブルキャラクターの減少は外伝フラグであるともささやかれていたが、案の定『3』の外伝的作品『戦国BASARA3 宴』が発売されることとなった。 本作で登場した伊達政宗の第5武器「暴走無頼剣」は、『ノーモア★ヒーローズ』の主人公・トラヴィスのビーム・カタナとシュペルタイガーがデザイン元となっている。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/7050.html
戦国BASARA4 皇 【せんごくばさらふぉー すめらぎ】 ジャンル スタイリッシュ英雄(HERO)アクション 対応機種 プレイステーション4プレイステーション3 発売・開発元 カプコン 発売日 【無印版】2015年7月23日【完全版】2020年7月21日 定価 【PS4】6,990円【PS3】5,990円【PS4完全版】5,990円 レーティング CERO B(12才以上対象) 廉価版 【PS4/PS3】2016年7月7日/2,990円 判定 なし ポイント 10周年記念作品なのに無印の完全版アクション面は多少見直された一方でシナリオの見直しは少ないナンバリングシリーズではこれが最終作 戦国BASARAシリーズ 概要 特徴 評価点 アクション面の改善 その他 賛否両論点 一部専用アイテム「専用銘」の仕様変更 その他 問題点 ストーリー・設定関連の問題点 アクション・システム関連の問題点 その他 総評 余談 暴れ廻れ!歴史を裏斬れ! 概要 『4』から約1年半後に発売された拡張版ディスク。『戦国BASARA』シリーズ10周年記念作品と銘打たれた作品。 『英雄外伝』や『宴』と異なり、本作は『4』の内容をすべて引き継いだ上で追加要素を加えた実質的な完全版である。 公式は「登場武将四十人全員が主人公」を謳っている。 特徴 キャラクターの追加。プレイアブルキャラクターはシリーズ最多の40人。 新たに「千利休」が登場。温厚で内向的なワビ助と攻撃的なサビ助の二重人格で、茶人かつサイキッカーという、BASARAらしくぶっとんだ設定である。武将でないのは突っ込んではいけない (それを言ったらお市なども本来は武将じゃないし) 。 『4』でNPCだった足利義輝、京極マリアもプレイアブル参戦。 『宴』で固有奥義・衣装・武器グラフィックが1つしかなかった上杉謙信、かすが、前田利家、まつ、武田信玄の5人も固有奥義の追加と新衣装、武器グラフィックが用意されて復活した。 合戦ルーレットから、NPCだが『2』の宮本武蔵と『3』の地方領主である尼子晴久がポエム尼子として登場する。布や覆面で口元が隠れている理由はお察しください。 合戦ルーレット 戦場に出現するルーレット兵や陣を撃破することで、合戦ルーレットが登場して回り、出目に応じて様々な要素が出現する。内容は以下の通り。 「千金」 いわゆる大当たり。即時に天貨メダル1000枚を入手できる上、ダッシュに攻撃判定が追加され、+1000ヒットされスーパーフィーバー状態になり一定時間敵に攻撃を当てるだけで天貨メダルが手に入る。 「天貸」 「一定時間天貨メダルを背負ったメダル兵が出現、攻撃すると天貨メダル入手」「ポエム尼子が出現し、地中を逃げる尼子が地上に出てきた際に攻撃すると天貨メダル入手」のいずれか。 「変化」 爆弾兵、暁丸、直江兼続のどれかに一定時間変身する。変身中は敵に攻撃を当てるだけで天貨メダルが手に入る(ただし敵兵1人につき1枚、直江のみ3枚程度の超低レート)。 爆弾兵は、上手く敵を一度に吹き飛ばせたときなど、爽快感を得られるシチュエーションもあるものの、撃たれ弱いため使いづらい。嫌がらせポジション。 暁丸はその巨体のため小回りが利かず画面が見づらくなるが、圧倒的な攻撃力を誇る。R1ボタンによる火炎放射攻撃は雑兵どころか敵武将相手にも通用するほど。 直江兼続は敵を一撃で倒せるが一発でも攻撃を食らうと倒される。性能も移動速度、攻撃速度が共に遅い。 「罰天」 いわゆる大外れ。「一定時間爆弾が降ってくる」「宮本武蔵が乱入し、一定時間プレイヤーに攻撃してくる」「ザビー教の入信タライが落ちてくる」のいずれか。 武蔵が乱入してきた場合、撃退することが可能。倒せれば天貨メダルが手に入る(得られる天貨メダルの枚数は難易度に応じて変化)。プレイヤー武将が気絶すると撤退、また出現時に敵武将が近くにいると即撤退する。 ザビー教の入信タライが落ちてきた場合、レバガチャで抵抗しないと魂を髭の生えた天使に連れ去られ気絶してしまう。気絶を回避(入信拒否)できた場合には少量の天貨メダルが手に入る。ちなみにザビー教徒である宗麟も入信拒否をする。 爆弾に関しては『宴』の「ルーレットつづら兵」のものに比べると降る時間が非常に短くなっており、かなり良心的になっている。 なお、主に陣付近に設置されている緑色の「革命つづら」を破壊すると、次のルーレット発動時にルーレットの目の比率が変わり、特定の目が出やすくなる。どの目の比率が上がるかはランダムだが、「千金」の比率上昇の効果が出た場合はルーレットの目が全て「千金」になる。 天貨メダル 合戦ルーレットの出目に応じて入手できる新アイテム。天貨メダルが貯まると、衣装や武器といった様々な景品をゲーム内で購入できる。 新シナリオの追加 新規・追加キャラクターの新ストーリーだけでなく、『4』でドラマルートがなかった既存キャラクターにドラマルートが追加されたり、アニメルート存在のキャラが大幅に増えた。 属性 本作から足利義輝の「震」と千利休とDLC武器の三成の「感」の2種類の属性が追加され、合計で8属性になった。 一部キャラクターかつDLC限定ながら、シリーズ初として各キャラクターの既定属性以外の属性が使える武器が配信された。 例えば政宗は雷属性だが、DLCの武器「氷龍」を装備すれば氷属性が使用可能になる。 固有技・改 天貨メダルで購入できる景品の1つで、コマンドはL1+□で発動する。モーションは概ね既存の技を流用・改変し組み合わせている。 ちなみに、インタビューによると作成・調整はとあるスタッフがほぼ1人で担当し、残業して作業していたらしい。 難易度「天」の追加 つづらの中身はバサラゲージ回復アイテムのみに変更され、体力回復アイテムがつづらからは取得できないようになっている。 敵の耐久力は「婆裟羅」とあまり変わらないが、敵のAIの強化、攻撃頻度、攻撃力、ガードブレイク能力が大幅に上がる。回避行動の多用やカウンター技に反応しないなど数値以外にも手を加えられている。 敵武将は基本的にこの難易度に限りバサラ技を発動する。『宴』と違い、ダウンから起き上がろうとした直後に発動してくるため非常に厄介。 評価点 アクション面の改善 空中で発動できる技、ダッシュ攻撃が増え、一部キャラクターは大幅なてこ入れが入った。『4』で改悪または削除された細かい仕様も、一部ではあるが改善、復活している。例えば、家康のバサラ技は『4』で追撃可能になるタイミングが遅めに変更され、追撃をクリーンヒットさせることができなくなっていたが、本作では元のタイミングに戻された。 ジャンプキャンセルが可能でダッシュキャンセルが不可能な攻撃は、あらかじめダッシュを先行入力していればダッシュジャンプでもキャンセルが可能になった。 『4』では仰け反り時間の短縮でコンボが繋がりづらくなっていたが、本作では仰け反り時間が若干ではあるが伸びたためコンボを決めやすくなった。 浮かし技で浮かないため仰け反り時間短縮の恩恵を受け難敵となっていた重量級武将だが、忠勝と義輝以外は一部の浮かし技で浮くようになった。義輝は軽量級に変更されたが、黒か金のオーラを纏うことで重量級になり、更に投げ技で吹き飛ばした際に即体勢を立て直すようになっている。元々の攻撃性能の高さも併せて非常に難敵となっている。忠勝以外は一部の技で膝付きが発生し、よろけダウンも軽量級と同じように発生するため『4』無印よりは対処しやすい。また、『4』では重量級である上に異常に仰け反り時間が短く、非常に厄介な存在となっていた官兵衛は、他の重量級と同程度にまで仰け反り時間が延長された。 固有技・改はモーションこそほとんどが既存の技の切り貼りではあるが、「改」と名乗るだけあって、痒い所に手が届く性能になっていたり、地上と空中では別の技になるといった工夫が見られ、戦術の幅を広げるのに一役買っている。 固有技・改は基本的に強化技中でも性能が変化しない。手抜きともいえるが、逆に強化前でも安定した性能を発揮できるともいえる。 ただし、キャラクターによってはない方がマシなレベルで役に立たない技も存在する上、コマンドの関係上暴発しやすく、一部のテクニックが使用不可能になる。その上一度入手すると任意で外せないため、その点は不評。 例えば孫市の場合、固有技・改は新たなコンボパーツとして活用できる一方、コマンドが一部重複するため、填撃(□ボタン長押しのチャージショット)の1発目を撃つ際に回避でリロードモーションをキャンセルできなくなってしまう(2発目以降は回避キャンセル可能)。 戦友システムについては、戦友を外せないという点はそのままだが、細かな調整が行われて利便性は増している。 プレイヤーが取得した経験値がそのまま戦友にも反映されるようになったため、レベルが上げやすくなった。 『4』では戦友のレベルが50以降にならないと戦友交代が使えなかったが、本作では最初から使用可能になった。また、バサラ技中に戦友交代が可能になった。ただしカットイン中やバサラ技を発動している戦友に交代するのは不可。 『4』では空気だった交撃システムに、戦友と連携して止めを刺した場合に粋ゲージが上昇する効果が追加された。 更に粋の至り中に同様の条件を満たすと、粋の至りの継続時間が延長する「粋の至り・廻(まわり)」が発動するようになった。 戯画バサラ技で敵武将に与えるダメージの上限が3割→6割程度と引き上げられた。 『4』で批判の的となった演出優先のカメラワークだが、本作ではオプションに「技カメラ」の項目が追加された。これをオフにすることで、ダッシュ時にカメラが近づく仕様や、固有技やバサラ技のカメラ演出をほぼなくせる。 三成の慙悔など、技発動中にカメラ移動が不可能な技があったが、本作では一部の技で技カメラがオンの場合でもカメラを動かすことが可能になった。 基本的に、コンボを繋いだりとアクションゲームとしてやり込むのであれば技カメラをオフにした方がプレイしやすい。しかし、復活武将の新固有奥義や新規キャラクターの技(特にバサラ技)は最初からカメラ演出を前提とした作りになっている部分も多いため、「あえて技カメラをオンにして演出を楽しむ」というプレイスタイルも可能。単純にカメラ演出を削除するのではなくオンオフ可能にしたことで、若干ではあるが楽しみ方の幅が広がったと言えるかもしれない。 また、戦友交代をショートカットボタンに設定した場合、R3ボタンで視点切り替えができるようになった。 敵武将の3つ巴の戦いなどで、敵武将同士がきちんと争うようになった。 ただし、敵武将同士の攻撃では体力が半分以下にはならない。 武器関連も調整が行われ、いくつかの仕様が改善された。 武器の所持可能数が20から40に増加し、更に一括廃棄が可能になった。 砥石強化数選択などの数値選択が高速化し、快適になった。 「空舞」の効果が空中にいる間の攻撃が+1ヒットから+2ヒットに変更され、「重々」の下位互換ではなくなった。ただし使い所はない 『4』では緑銘を入手するのに武器合成が必須だったが、本作では高難易度でのステージ恩賞で手に入るようになった。 専用装具が専用銘として登場。付けると武器の強化上限が倍になる開銘も追加された。 その他 新規BGMもコミカルからシリアスまで幅広いジャンルで構成されている。 注目は二人の作曲家が作曲し、二重人格を現した「千利休のテーマ」と複数のアレンジバージョンがある「生々流転」。生々流転は特に耳にする事が多いため印象に残る。 武器をランダムで強化する「おみくじ小づち」に、新たにステージの恩賞の内容を変化させる効果が追加された。 また、使用時の演出がカット可能になり、纏めての使用がしやすくなった 高難度でこまめに使っていけば、強化印籠以外素材が不足することもなくなった。 不評だった攻撃ヒット時の効果音が変更された。ある程度過去作に近いものになっており違和感はなくなっている。 京極マリアの相手を縛り上げて品定めする技が、武将ごとに合格か不合格かが分けられた(NPC時代の前作ではランダム判定だった)。 概ね政宗、義輝、孫市などの格好良い武将には合格の投げキッスを送り、秀吉、信玄、勝家などのゴツい・暑苦しい・陰湿などの武将には不合格として容赦なく投げ捨てる(*1)。 一応、『4』の不満点改善に努めたと思われる部分もあり、アップデートによる修正も行われている。 前述のカメラ演出やおみくじ小づちの仕様の他に、起動する際のネットバサラ屋の更新についての質問がなくなり若干テンポが改善された。 賛否両論点 一部専用アイテム「専用銘」の仕様変更 『4』で専用アイテム自体が削除されていたことには批判の声が殺到していたため、復活自体は概ね好評。 大抵は『宴』の専用装具の流用だが、一部効果が変えられているキャラクターもいる。この点についてはキャラクターによって意見が分かれるだろう。『4』の新規キャラクターは全体的に効果が控えめになっている。バランスが取れているとも言えるが抑え過ぎとの意見もある。 中には強力な専用銘がいくつか存在する。 忠勝は専用名の効果こそ『宴』の専用装具と同様の効果だが、固有奥義が切り替え可能になったことにより間接的に大きく強化されている。援護形態と電磁形態を常時適用しつつ、さらに重機形態や飛行形態まで同時に発動できるため火力と機動力を両立できるようになった。 電磁形態と飛行形態により、ただマップを走り回るだけで敵がバタバタと倒れていく様はまさに戦国最強。武将戦では壁に相手を押し付けて立っているだけで勝てる(相手が倒れるまで連続ヒットし続けるため、バサラ技による割込みも許さない)。 さらに敵の攻撃の届かない上空を飛行しながら砲撃形態でプラズマ弾を乱射するという無茶な戦法まで可能。雑魚の殲滅や武将戦はもちろん、敵陣をゴミのように破壊できる。 相当なバランスブレイカーと化しているが、元々キャラクターがキャラクターであるだけに戦国最強らしい性能を取り戻したことは歓迎されている。(*2) 島津は「敵も自分も一撃死」というピーキーな性能から「固有奥義の発動時間が短くなる」に変更された。 発動までの時間が長い代わりに敵を一撃で倒せる「示現流 断岩」も発動時間が短縮される。上手く立ち回れば敵武将はもちろん陣も何段だろうと一撃で壊せる。前作が浪漫的な要素があったが今度は安定した高性能化になったため専用アイテムの恩恵を大きく受けている。 利家は『宴』では回復アイテムのおにぎりを食べると性能が強化されたが本作では廃止、固有奥義「飯の感激」を使わないと強化できないが発動中は無防備なる上に最後にあるタイミングでボタン入力をしないといけないため簡単に強化出来なくなった。 専用銘の「常時強化状態になる」は固有奥義を使用しなくてもいい様になる上に性能が上がる、デメリットも無い為専用アイテムの恩恵を大きく受けている。 逆に信玄と天海については批判が大きい。 天海については『宴』では「体力減少のデメリットなしで常時絶頂状態(*3)+通常技に衝撃波が付加」とかなり強力な効果だったが、本作では「"恍惚的 吸収"での体力吸収速度が増加+バサラゲージと粋ゲージも溜まるようになる」と、全く別の効果になってしまった。 あまりに強力過ぎる効果であるためバランス調整のために変更されたと思われるが、似た効果の真田幸村の専用銘は『宴』からほぼそのままであるため、不公平感が強い。ただし、体力減少はあれど絶頂状態維持自体は本作でもできる。 問題は信玄。『宴』の「常時風林火山」から「風林火山の時間延長+固有技の溜め時間が半分になる」に変更され、永続しなくなった。 強化が永続しないキャラクターは他にもいるが、そのキャラクターは強化が容易か強化しなくても戦えるキャラクターばかりである。しかし信玄の場合は風林火山に移行するまで手間がかかり、未強化状態だと技の振りが遅く、固有技の溜めが専用銘を装備しても遅い…というように、信玄自身の性能が低過ぎるため余計に目立つ。 天海と違ってフォローする手段がない上に、固有奥義を使用すると風林火山状態が解除されるというバグのような仕様に加え、更に専用銘が弱体化されたという面で大きく批判を受けた。 一応、ステージをクリアするだけなら伝家の宝刀、バサラループがあるため何とかなる。楽しいかどうかは別として。 また、手軽に火力を上げられる「打札」(与ダメージ倍率1.5倍)があるため、特定条件下で攻撃力を上げる系は不遇という見方もある。 まつの様に「動物による攻撃で与ダメージ2倍」等、デメリットがないものはまだマシだが、直虎や又兵衛の「特定条件下で与ダメージが伸びるがデメリットがある」という専用銘は存在意義がほとんどない。 特に又兵衛は「素手状態の攻撃が全てクリティカルになる(倍率1.4倍)」という効果であるため、与ダメージ倍率の点で完全に「打札」の下位互換となってしまっている。 半兵衛の専用銘は、固有奥義「怒りを込めて」を使用した際の強化状態が永続するという効果だが、「怒りを込めて」以外の固有奥義を使用した後、ダッシュキャンセルなどでキャンセルすると強化状態が解除されてしまうバグが存在した。現在は修正済み。 その他 本作で追加された難易度「天」だが、その難易度調整には賛否両論の声がある。 敵の耐久力が上がっていないため、プレイヤー側も専用銘や開銘による武器性能の底上げをし十分な強化を行ったキャラクターだと高難易度を味わえない。一撃の威力が上がっているため、敵武将のバサラ技などによる事故死の可能性が格段に跳ね上がっており油断はできないが、クリアするだけならば「打札」銘複数装備の「殺られる前に殺る」戦法でも容易に可能。ユーザーからは「歯ごたえのある難易度」という意見と「簡単過ぎる」という2つの意見がある。 もっとも、『宴』のランダム受身の様に無理に難易度を上げられるよりはマシという意見も。もちろん報酬や経験値など見返りも期待できる。 ステージ構成については良くも悪くも『4』とあまり変わっていない。 既存ステージの調整は「近江 佐和山城」のみでそれ以外はほぼ無調整。 『4』の佐和山城ステージでは破城鎚兵が倒された場合、復活させるには倒れた破城鎚兵の付近に表示されるサークルの中で待機し、破城鎚兵の体力が全回復するのを待つ必要があったため、時間がかかっていた。本作では破城鎚兵の体力が全回復するまで待つ必要がなく、少しでも体力が回復すれば破城鎚兵が再び動き出すようになった。この調整については「今度は難易度が下がり過ぎている」という意見も出たが、『4』では「ステージの雰囲気やBGMはいいが、破城鎚兵の尻拭いに走り回る必要がありストレスが溜まる」という意見がほとんどであったため、気軽にクリアできるようなったという点では概ね好評。 新規ステージは直虎の罵倒に耐えつつ様々な課題をクリアする「直虎女道場」、陣を落としつつサイコロ勝負で勝たないとボス戦で苦戦する「佐和山城・丁半防守」など、相変わらず演出は凝っているがその分面倒なステージがほとんど。 演出面も、プレイ画面の上に画像を載せるといった演出が用意されているが、プレイがしづらいという不満意見もある。 天貨メダルの交換で手に入る衣装はほぼ全員一着は用意されている(*4)。信玄の火男仮面や、忠勝の懐かしの防御形態(あくまで変化は見た目だけ)など。 『3』からの使い回しも含まれてるため少々物足りない。仮面や眼鏡を使用した衣装はゲーム中、準備画面や顔がアップされる時くらいしかお目にかかれない。 天海には明智光秀の衣装が用意されたが『宴』のように戦闘時の演出が変わることはない、天海のマスクはそのままであるため完全に「明智光秀」になれない。 OPがアニメムービーになった。制作はアニメ版第1期、第2期と同じ「Production IG」のためクオリティは問題ない。 平然と宇宙空間から隕石に乗って大気圏に突入、赤いオーラを纏うという義輝の登場シーンなどは、もはや開き直っていると言っていいパロディ具合とバカ要素で概ね好評。 しかし四十人の武将全員に出番が与えられた結果、ほとんどの武将が1秒程度の出番で終わっており、派手なアクションも少ない。 追加されたアニメルートはムービーのクオリティは高いがストーリーはやや単調。 政宗は義輝と対決するが、義輝がパッケージに描かれた六爪を披露する。ただ戦う理由が「義輝の計略で伊達軍に被害が出たので弱体化する前に義輝を討つ」である意味「3」の青ルートみたいにな展開に。また義輝には「失敗した者は二度と這い上がれない」という考えを持たせ、政宗の「何度でも立ち上がれる」という考えと対極を為すようにしている。 三成は姿の見えなくなった左近を捜索する中で又兵衛に政宗との戦いを嗾けられるが、最終的に政宗と協力して又兵衛を退ける(*5)。 『4』の時点では不明瞭だった政宗との因縁もしっかりフォローされている。 元就と元親のアニメルートは、ムービーの前半部分がまったく同じで決着のみが異なるという構成であるため、「手抜き」という批判を受けやすくなっている。 元就は、豊臣軍の策略によって厳島に攻め込まれ大損害を被る。その上、部下の「元就の身を案ずる心」を利用した策であったため、元就は「情」への憎しみを更に募らせることになる。最後は厳島の騒ぎを聞き付けて現れた元親を倒し「情」を否定するという後味の悪いEDとなった。 元親は、家康との関係を壊そうとする元就の元に殴り込むというストーリー。「もし『3』で元親が最初から家康を信じることができていたら」というIFを描いたような展開だが、改めて家康と友情を確かめ合うような描写もなく消化不良感が残る。 幸村は定番の政宗との対決がとんでもない規模で描かれ、家康は幼少期のカットが出てくるファンサービスなシーンがある。 ダウンロードコンテンツには他のゲーム等とコラボレーションした衣装が追加されている。ほとんどがカプコンのゲームだが、キャラクターとのマッチングは良い。 他にも新日本プロレスやT.M.RevolutionのPV衣装(しかもインパクト大な『HOT LIMIT』バージョン)とバラエティに富んでいる。 音楽ではアレンジBGM、その他カスタムテーマと中々に豊富なバリエーション。相変わらず強化アイテムも販売。 一方で「コラボレーションをするくらいならもっとゲームに力を注いでほしい」という意見もありコラボを不満に持つユーザーもいる。 最初に公開されたDLC衣装は評価の芳しくない『テイルズ オブ ゼスティリア』とのコラボ。しかも直虎にアリーシャの衣装という悪意がありそうな選定である。他のキャラクターも政宗にスレイ、三成にミクリオ、鶴姫にエドナと『戦国BASARA』のイメージには合わない衣装になっている。 本作もパロディ台詞が増えたが、義輝にシャア・アズナブルの台詞を言わせたりといった声優ネタが増えている。 キャスティングの時点で予想されていたことではあるのだが、安易なパロディの乱用と危惧する声もある。 パロディの内容も近年のアニメ作品の名台詞やローカルなネタまで使い出すなど無理にネタを出しているように見える。 本作から発売されたPS4版だが、PS3版と比較してゲーム性に直結するような差はない。「次世代機ならでは」という点がないためPS4版の意味がないといえるが、PS3とあまり差がないのを評価する声もある。PS4proのブーストモードでも大きな変化はない。 とはいえPS4版はロードが非常に短く、処理落ちもなくフレームレートも60で安定している。スタートボタンで中断する際やムービー挿入時のカクツキもなくなっている。 PS3版では今まで見られなかった処理落ちが発生するようになってしまったものの、発生頻度は少なくプレイをする上で致命的なほどではない。 画面解像度もPS4版の方が高く、グラフィックは向上している…はずだが元々PS3版でもPS3相応か怪しく、既存キャラクターのモデリングに関してはWiiで動くよう製作された『3』からの使い回しであり、新キャラクターもそれに合わせて作られているため、あまり恩恵を受けているとは言えない。PS4では最低レベル。 敵兵の同時出現数も、元々の敵出現数が多い祭ステージだとわずかに上昇しているが、体感できるほどには増えていない上、PS3版でもPS4版でも敵兵のステルスの頻度は結構多いため期待は禁物。また、元々の敵兵が少ないステージは増えていない。 さらに、PS3版がPS4版より一部台詞の音質が劣るという点も問題になった。 公式によると、容量の関係でPS3版の音質を下げざるを得なかったとのこと。それゆえに修正は不可能らしい。しかし、元々2つの機種差が出ないように製作されたと言われていたのに反して、事前告知なしでこのような差が出たのに関しては批判が出た。その後、公式サイトの2機種間の比較表にはこっそりと音質に関する比較が追加されている。 PS4版の欠点として、タッチパネルが左右同じく中断ボタン、OPTIONSボタンが挑発なため挑発が出し辛い。せめて『DMC4SE』のようにタッチパネルの左で挑発、右で中断と分かれていれば問題なかったのだが。 問題点 ストーリー・設定関連の問題点 メインモード「戦国創生モード・極」は追加シナリオとキャラ選択画面の変更、義輝の登場する演出がカットされた位でほぼ変化無し。 ストーリー構成も変わっていない為、相変わらずシナリオの描写不足、駆け足気味の展開になっている。 アニメルートが追加されたのは伊達政宗・真田幸村・徳川家康・石田三成・長曾我部元親・毛利元就の6人。『4』初登場ながらアニメルートの無かった後藤又兵衛と井伊直虎には追加されなかった。また、本作からプレイアブルキャラとなった足利義輝・京極マリア・千利休にも無い。 シリーズの顔とも言える政宗と幸村、『3』の主人公だった家康と三成はともかく、元親と元就が他のキャラを差し置いて抜擢されているのは少々違和感がある。確かに人気の高いキャラクターではあるが…。 そして前述の通り、慶次にアニメルートは追加されなかった。歴代主人公キャラクターの中で唯一ハブられている。ただでさえ主人公だった『2』の頃から空気扱いだったのに。 ただし彼の場合、ドラマルートでは非常に正統派主人公らしい活躍を見せており、そういった意味では恵まれている。こうした立場から「慶次は裏主人公」と支持する声もそれなりに存在し、本当に酷い空気と化しているわけではない。 千利休は唯一の完全新規武将であり、ED曲の『ヘブンリーブルー』も史実の秀吉との茶会におけるエピソードを取り入れた利休のイメージソングに近い楽曲であるなど、義輝と並ぶ本作の目玉とも言える。キャラの設定も「茶人だが金髪、おまけに二重人格のサイキッカー(*6)」という非常に個性的なもので、インパクトは十分。 だが新武将なのに登場ステージは一騎討ちのみ、他キャラのシナリオに関わらないと扱いは悪い。 他に「二つの人格の会話」や「人の心を読んでしまう能力への苦悩」などサイキッカーの部分が強調され「千利休」の印象が非常に薄い。茶人要素は他の武将から茶人として認識されてる位、茶を点てる場面はほとんど無い。 戦闘面でも宙を舞い、岩を浮かせるといった戦闘スタイルなど余計にサイキッカーを際立たせている。 シナリオは公式が「利休のシナリオは熱くて泣ける」と公言したが、プレイヤーからの感想は「考えオチ、あるいは雰囲気オチでスッキリしない」「どちらかと言うと怪奇譚的な不気味さを感じる」といった「熱くて泣ける」というスタッフのコメントを疑問視する意見がほとんどだった。 + (以下ストーリーのネタバレ) ストーリーは豊臣から追われる所から始まる。原因は利休が秀吉暗殺を企てたからだが・・・? 創生ルートは「死」を意識するようになりワビ助はサビ助の「この世は無情」という考えを容認していく。EDは、サビ助の人格が薄れる形で2つの人格が融合し、ワビ助のような穏やかなさとサビ助の攻撃的な面が一緒になる。そして、兵の屍が散乱する戦場でお茶を点てたあと瀕死の兵にトドメを刺し、どこかへ去っていく。口調は乱暴ながらもワビ助を思いやっていたサビ助の心が残らず、「生も死も、情も無情も、共に愛しきもの」という台詞がどこか歪な達観に至ってしまった印象を残すEDとなった。 ドラマルートは秀吉と再び話をする為、松永との戦に乱入する。そこで利休が半兵衛の身体を心配する秀吉の心を読んだ事で秀吉が「人の弱さを助長させる原因」として利休を切腹を命じた事が判明。ワビ助は秀吉と対話する決意を固めて臨んだが最終的にサビ助が秀吉の行為を「八つ当たり」と言ってそのまま倒してしまう。 話は松永に風魔に代わる新たな「不足の美」として目を付けられ、彼の誘導で半ば強引に人格を融合させられ、義輝と戦うことになる。そして最後は、一定の成果を得られた松永と戦いに満足した義輝の力によって「別離」を与えられ、ワビ助とサビ助は分離し別々の人間となり、2人が初めて互いに触れるシーンで幕を閉じる。複雑な感情を抱え表裏一体の存在として生きてきたワビ助とサビ助が初めて触れ合えた、という点は確かに感動的かもしれないのだが、1人の人間が2人に分離するというあまりにぶっ飛んだ展開である上、その原理には一切の説明がない。松永の撒いた火薬に義輝が剣戟で着火し巨大な花火となって利休を照らす演出から、「ラストシーンは死後の世界や精神世界といった現実とは異なる場所なのでは」といった考察がされることもあるが、いずれにしろ情報が少な過ぎてスッキリしない。 足利義輝は「情熱を失った民を憂いていたが、天政奉還を行わずとも民は別の形の情熱を抱いていたのではないか」と己の行動に疑問を抱くようになる。 創生ルートエンディングでその答えを見つけるため武将たちを集め、「自分を倒したものが新しい王になる」という余興を始める。自身が天政奉還を否定するような展開と既に将軍の位を返している義輝に対し武将たちが素直に傅く光景は少々違和感がある。 ドラマルートは、戦いの中で自身がまだ全能ではないと言い、好敵手という物に興味を持ち、ライバル同士の戦いに介入して場を引っ掻き回したりライバル同士を配下にするなど無茶な振る舞いを始める。 キャラの掘り下げも少なく「将軍家は民に生き甲斐を与える事を使命にしている」程度の情報しか明らかにならず、期待された松永との関係もほとんど描かれない。 前述のとおり台詞を始め、OPムービー、公式サイトの紹介文に「シャア・アズナブル」のパロディが増えているがスベっている印象が強い。 京極マリアも、設定から「天下人への褒美」が消失し、単なる「わがままなお嬢様」になってしまった。 シナリオでは義輝との関わりが「将軍家に組している」位しか無く、相変らず弟である浅井長政を苦労させることばかり。ドラマルートはわざわざ長政たちを倒してから別行動をする、秀吉や信長に対して茶化す様な発言をするといった点が不快という意見がある。 ビジュアル面でも、デモシーンの3Dモデルのクオリティが低く不細工に見えるという意見も多い。 復活武将のシナリオも創生、ドラマルートは面白みに欠ける。 信玄と謙信は創生ルートでは互いが義輝や将軍家に対する考えを巡らせるため盛り上がりに欠ける。ドラマルートでは互いにライバルと戦うきっかけを義輝絡みにしている。 ライバルとの決着に関しては、マンネリではあるがきっちり決着を付けているあたりまだマシな方ではある。 かすがは戦いの中で謙信を失い狂乱状態になるのだが信玄と戦いあっさりと諭されてしまい、最終的に謙信が生きていたという非常にご都合主義なEDを迎えてしまう。 利家は本作で勝家との関係が描かれ、勝家と対面する専用一騎討ちステージが追加された。これ自体は史実の勝家との関係を描いた事には一定の評価を得ている。 一方、シナリオは「かつては信長の強さに憧れていたが、それ以上に"第六天魔王"となった信長への恐怖によって仕えていた」という話がメインに。そしてドラマルートでは、自身のけじめのため信長を討つことを決意する。その中で勝家の事を思い出し、助けようとする。 最終ステージでは勝家との戦闘中の会話はあるがそれ以外は出番も会話も無くEDでも勝家のその後が判明しないまま終わってしまうため消化不良になってしまった。 まつは慶次の身を案じていく話から料理対決をする事になる。ドラマルートも慶次の嫁探しで候補はマリアと直虎であり、『3』で慶次が好意を寄せていた孫市の出番はない。 既存キャラクターに追加されたアニメ・ドラマルートについても、評価が否寄りに傾いているものが多い。 佐助と小十郎のドラマルートは、どちらも強敵に追い詰められ絶体絶命というところで終了という完全な打ち切りED。 官兵衛はようやく又兵衛との関係性に多少のフォローが入ったのだが、一方的に又兵衛を信じ、EDで不運な結末に・・・。 小早川はこれまでの情けない一面を見せつつも元就の命令を背こうとする場面やドラマルートは失踪した天海を捜して本能寺の変に突入するなどこれまでより行動的になった。その反面、天海が小早川を大切にするような振る舞いをし、光秀としての織田への執着心が薄れたような部分がある。 風魔小太郎も北条との関係が強調され、EDで松永の元を離れる事に。他の武将のドラマルートにも出てくるが松永との関係を否定される程度の扱い。 アクション・システム関連の問題点 新モードの追加は一切なく、完全版とはいえあまりに追加要素が乏し過ぎる。 『宴』のような天下統一モードや対戦モードの復活がなく、ただでさえボリューム不足と言われた『4』の問題点が改善されなかったのは痛い。シリーズ10周年記念ということもあってシリーズ最高のボリュームを謡っているが、追加要素がほぼシナリオのみで新モードの追加がないため、『4』をプレイ済みのプレイヤーにとっては非常にボリュームが薄く感じる。 新モードと完全新規ステージほぼなしの弊害は大きく、仮に『4』未プレイであったとしても水増し感は否めない。 完全新規ステージが1つしかなく、新ステージ5つも既存ステージの背景モデル使い回しなのは流石に酷い。 一騎討ちステージもいくらか追加されているが、利休ステージ以外は3つ巴や1対2のステージ系がほとんどで、もはや一騎討ちではない。また、相変わらず一騎討ちステージは自由合戦では選べない。 シチュエーションは「秀吉が家康と三成を従える」「佐助、かすが、風魔の3人が対峙する」「まつの動物達と鹿之介のおやっさん、慶次の夢吉が共演する」など豊富。ただ、シナリオに関わる物はほとんど無く、進軍中継とデモシーンのカットはPVで流れていたのでシナリオ内容に期待するユーザーは肩透かしを食らったかもしれない。 新規アイテムが少なく、獲得した称号に応じて新しいアイテムが開放されたりといったこともない。銘の追加は専用と開のみ。遊戯書は一切追加なし。 専用銘やキャラクターにしても、義輝、マリア、利休以外は『宴』でも使えたため、固有奥義等の追加はあるものの新鮮味には欠ける。 新規要素の目玉となっている「合戦ルーレット」だが、完全に蛇足となってしまっている。 まず、ルーレットの出目は完全にランダム。ルーレットの目の比率を変える「革命つづら」の効果も同じく完全ランダムであるため、プレイヤーが介入することは不可能。「天貨」の目はその場に留まりメダルを稼がないとならないためテンポが悪いが、メダルを稼がなければまだ無視が可能。しかし、「変化」はバサラ技の発動までをも上書きして(バサラ技を中断して)強制的に変化し、なおかつ直江以外は後述のアップデートまでは任意解除も不可能だった(*7)。バサラ技で意図せずルーレット兵や陣大将を巻き込んで倒してしまうと、変化を引かないように祈ることになる。おまけに変化中はジャンプ台や滑車が使えないため、場合によっては変化解除まで待つ必要があり、特別実績に時間制限のあるステージでは邪魔にしかならない有様だった。更に解除直後はプレイヤーの強化などが切れる場合がある(ステージ開始状態に戻される)ため、いちいち強化技をかけ直さなければいけない。変化中はコンボが途切れないのが救いだが、回避と任意解除不能、テンポが悪い、場合によっては弱体化、メダルが稼げないと三重苦どころでは済まされない。合戦ルーレットの不評のほとんどは「変化」の調整ミスによるところが大きい。 特に爆弾兵は攻撃範囲が狭く、防御性能も貧弱。見た目通り雑兵じみた性能で、大抵のPCより弱体化する上に任意解除不能と、罰天よりも罰天に相応しいと揶揄された。 ただしスーパーフィーバーでスーパーアーマー状態で変化すると仰け反りが発生しなくなるため多少は使えるようになる(*8)。直江に変化した際もスーパーアーマー状態なら吹き飛ばし攻撃でなければダメージを受けても変身が解除されない為、この時は敵だけは一撃死する本当の(ほぼ)無敵となる。 また、変化が解除される際には長い硬直時間が発生し、解除された直後は無敵時間が存在しない上に戯画バサラ技や粋の至りも使用できないため、そのまま敵兵に袋叩きにされることも多い。おまけに変化中は戦友交代どころか戦友指令も使用不可能。戦友を使用したフォローもできないどころか、棒立ち状態の戦友が先に袋叩きにされて討死する可能性すらある。 「罰天」の武蔵は倒した際に豪華玉手箱が手に入るため、外れポジションとはいえ少しは割に合う。ただし倒そうとすると強敵で難易度が上がるほど苦戦する。また撤退時間が1分以内なのも厳しい。 ちなみに、台詞は過去作の使い回しで新録は一切ない。そのため音質も劣り違和感がある。直江も直江無敵状からの流用、尼子は台詞すら言わない。 自由合戦ではルーレットを出現をオンオフできるが戦国創生モードではできないため、ルーレットのシステムには非難が集中。1ヶ月半後に公式のアップデートが行われ戦国創生モードでもオンオフ可能になり、「変化」は直江以外も〇ボタンで強制終了(任意での解除)が可能になった。 だが天貨メダルはゲーム中ではルーレットでしか手に入らないため、結局はルーレットをオンにする選択肢が残ってしまう。 景品交換に必要な天貨メダル枚数が非常に多く、固有技・改は800枚、衣装は500枚か1000枚、開銘は2000枚、専用銘になると5000枚必要となる。 固有技・改と衣装は1度購入すれば永続して使えるが、銘は必要な数ごとに購入しなければならない。 専用銘だけでも全武将の分を集めるとなると200000枚必要と非常に多い上に、天貨メダルは「千金」と「天貨」のメダル兵以外ではまともに手に入らないと入手量と必要量が明らかに見合っていない。 「千金」が出れば一度にかなりの枚数を稼げるが、他の目の場合一度に獲得できるのは数百枚程度であるため、貯めるにはかなりの手間がかかる。稼ぎに特化すれば一度に数千枚手に入ることもあるが、ルーレットの出目は完全に運なため、酷い場合は数百枚すら手に入らないことも。 幸いと言っていいものか微妙ではあるが、一応DLCで課金アイテムとして天貨メダルを購入できる。ちなみに、200000枚購入に必要な金額は1200円。どう見ても課金前提である。 余談だがゲーム発表当初のスクリーンショットでは必要な天貨メダルがもっと少なかったらしい。 陣大将の強化 陣大将の攻撃モーションが3種類も増やされており、更に対処が難しくなっている。 『4』では比較的弾きやすかった横振りが高難易度では削除され、代わりに1回転する横振りが2種類も追加された。複数回ヒットする上、戦友が巻き込まれやすく、弾き返しの難易度(=陣崩しに持ち込む難易度)が上昇している。 また、槍を回転させてプレイヤーを引き寄せる吸い込みも追加された。これに関しては、敵兵も無防備な状態にして吸い込む上に陣大将本体も無防備になり、吸い込み中にプレイヤー陣大将に密着すると確定で弾きやすい縦振りを行うなど対処しやすい部類に入る。しかしこの吸い込み、味方の陣大将が使用してもプレイヤーが引き寄せられる。無差別攻撃とはいえこれは批判が大きい。 アクション面で改善されなかった、改悪された部分。 『4』からの新規、復活勢は鹿之助以外アクション面であまり変更点がない。とはいえ、元々の完成度が高いので下手にテコ入れできなかったという事情もある。 ヒットストップや吹き飛び、浮かしの距離などエンジン面の問題点はほとんど改善されていない。 技カメラは完全ではなく、一部の技は技カメラをオフにしてもカメラ演出が残る。技の仕様上やむを得ないと思えるものもあれば、手抜きにしか見えないものも。 また、敵武将にとどめを刺した際にカメラワークが変わる現象は改善されていない。 一部キャラクターはアクション面が改悪されている。代表的なのは秀吉。元々掴める敵には強く、掴めない敵や乱戦には極端に弱い性能だったが、魑魅奈落が戦友交代不可能になり、投げ技に派生すると確定でバサラ抜けされる(*9)など、長所を悉く奪われる改悪が施された上伝衝烈鬼の〆以外にトドメ属性が削除され苦手だった陣大将や乱戦にさらに弱くなってしまい、一躍最弱候補まで転落してしまった。 他にも鶴姫の無限糸貼りの矢が削除、秀秋の粋の至りぐるぐる金吾が多段ヒットしなくなるなど、下位層をいじめる改悪調整がいくらかある。 本作では何人かの武将にダッシュ通常技が追加されているが、否定的な意見が多い。 理由は性能に癖が強いため、ただ単純に斬り込みのために使用すると不利になる場面が多い。癖の強さを考慮しても使える鶴姫や佐助はまだしも、「攻撃判定が狭すぎて乱戦では命取り、武将戦でも狙った敵に当らないことが多い」「前進しすぎるため位置調整が難しい」上に暴発しやすい慶次や元親は、無い方がマシとまで言われる。宴で実装されたまつにも同じことは言えるが。敵武将が使用する際に弾き返しが狙いやすかった通常技から差し替えられて使用することから、NPC強化のために実装したと邪推されるほど。 レベル上限が999になったが「100以降は体力の最大値が少しだけ上がる」(*10)以外は何もない。レベルがMAXになっても褒美はおろかトロフィー(実績)すらない。恐らく「回復アイテムが激減する難易度"天"で、レベルアップを体力回復手段として使えるための措置」であると思われる。 武器生成システムは細かな改善こそあるが根本的な見直しは図られておらず、「銘の自由な取り外し」が本作でも不能。 ただでさえ入手に手間がかかる専用銘や開銘があるにもかかわらず、取り外しができなければ専用銘などをつけた武器しか使わなくなってしまう事は考えられるはずである。 また武器の保護機能も実装されていない。武器が多くなれば解体する際に選択をミスする可能性もある。 属性が変化する武器は全て初回限定特典や予約特典、雑誌付録での入手のため、現状での入手は不可能。 初回限定特典については事前に「後日の有料配信などはない」というアナウンスがあり、そもそも再配信しない(初回限定版なり雑誌なりをきちんと購入したプレイヤーのみが入手できる)からこその「限定特典」であるとも言えるが、「せっかくの属性変化武器なのだからもっと気軽に入手できる仕様にしてもよかったのでは」という意見も多い。 初回限定武器のダウンロードやデータ引き継ぎに失敗したという報告もされており、この点は対策が甘かったのではと不満の声も上がっている。 相変わらず戦友を外すことはできない。本作の追加武将は単独行動しているシーンが多いため、尚更違和感を感じる。 また、敵がプレイヤーを無視して戦友を意図的に狙う場面が増えた。 1ステージで手に入る強化印籠は999999のままであり増加していない。ただし、累計数は9999999と1ケタ増えてはいる。 余談だが全ての武将のレベルを最大まで上げるのに必要な経験値数は2億2千万石なため、明らかに足りない。 また、おみくじ小づちで強化印籠だけあからさまに出にくくなっている。 処理過多が原因のようだが、PS4とPS3の両機種で画面表示関連のバグが発生する。 画面左上に表示される敵の体力ゲージが減らない、バサラゲージが増えないことがある。一気にヒット数の多い攻撃を当てると発生しやすい。 左上の表示が減らないだけで敵本体の体力はきちんと減っているため、ダメージが抜けているといった現象は起きない。 処理過多が原因か、画面の表示が乱れ、台詞などの画面のコックピットの一部が消えたり、中断中のメニューが表示されない現象が起きることがある。 再挑戦や、タイトル画面に戻ると元に戻るが、中断メニューが表示されないためそこまでに苦戦する。 その他 タイトルロゴのデザインは基本的に前作の「宴」を踏襲しているのだが、本作のロゴに追加された「皇」及び「SUMERAGI」のフォントと色が妙に浮いている。 モード選択画面が右半分に偏り過ぎている。また、タイトルBGMが存在せず、メインテーマをそのまま使い回している。 『4』は戦国創世の導入部分も合わせて凝ってはいたが、本作はかなりシンプルなものになってしまっており、「手抜き」という批判の声も上がった。 取得技で見られる固有技の技説明だが、固有技・改の説明を見ることができない。見るためにはいちいち景品交換で確認しなければならない。 これは『宴』からだが、固有技の技説明が2行(技名、取得レベルを合わせて3行)しかないため一部の技は文字数が足りない。 例えば松永久秀の「劫火」はレベルアップで何が強化されるか記載されておらず、千利休の「大寄せ」は空中発動がレベルアップしないと発動できないことが記載されていないなど。隠し仕様やキャンセルまで詳細に記載する必要はないが、基本的な技説明ができていないのは問題といえる。 総評 アクション面については概ね『4』より改善されている。 『宴』要素の差し戻しに加えて追加技、空中発動可能技の増加と性能調整により、やれることの幅はシリーズ中最も広くなった。 しかし、10周年記念作品であり完全版であるとはいえ、新要素はフルプライスにもかかわらず非常に薄く、おまけに合戦ルーレットは完全に邪魔な代物。 規格外のボリュームを謳っているが、天貨メダルの手に入りにくさによる水増しの面が強い。 『4』で批判の的であったカメラ演出がきちんと改善され、合戦ルーレットについては批判が殺到した部分についてアップデートがされるなど、プレイヤーの声に対する対応は『4』よりはマシになっていると言える。 だが戦友を外せない、銘の仕様も根本的な改善が行われていないなど、肝心な点が改善されずかゆいところに手が届かないような状態であり、やはり『宴』の完成度には及ばない。 基本的に『4』の要素は全て入っているため、今から購入するなら本作一択になる。 余談 シリーズ10周年を記念してグッズや記念ファンブックが発売された。 10周年記念テーマソングとして「SOLIDEMO」が歌う『時を超えて』もリリースされたがこちらは話題にならなかった。アーティストの「SOLIDEMO」は『戦国BASARA』の関係はメンバーが舞台版に出演したことがあるが楽曲担当は今回が初めてだった。 また武将のテーマBGMをテーマソングにアレンジした『戦国BASARA 武将テーマボーカルコレクション』も話題にならなかった。 本作の発売前後において、公式の発言が物議をかもしている。 発売前、ニコニコ超会議の生放送にてバンダイナムコからDLC衣装について「このコラボレーションはユーザーが望んでいるのか?」との発言が飛び出す一幕があった。 これに対し小林裕幸プロデューサーが「自分達が楽しければいい」と返したらしい。 上杉謙信は、前作までは性別不明として扱われていたが、本作では男性として扱われている模様。 公式サイトでは現在でも、細かい改良点や新システムの一部等についての紹介が一切ない。割と重要なものも含まれているのだが…(*11)。 またキャラクター紹介文が非常に変、というかふざけている。 政宗の「バイリンガルドラゴン」やお市の「自虐的ヤンデレ妹」に加え、吉続の「念力おみこし」に松永の「爆破マイスター」等、いつもの『戦国BASARA』と評価する声もあるが、やはり外見的イメージだけ作られている感はある。 一方で、元就の「冷徹自己チュー策士」には批判が相次いだ。鶴姫の「でんぱ巫女」も本作だけの設定ではなく、今後も使うつもりで付けたのだろうか? 発売前、吉本興業とのコラボレーションが発表されていたのだが、現在は公式サイトから全ての記述が抹消されており、完全になかったことになっている。 お笑いコンビ・チョコレートプラネットの長田庄平氏が「千利休第3の人格"ボケ助"」という設定で本作の利休に扮し、相方の松尾駿氏と共に現代の便利グッズをネタにした寸劇の動画(配信予定は第5回まで発表)を配信するという企画だったのだが、結局「ボケ助」の登場はイベントが1回と動画配信が1回のみであった。 2020年7月21日にシリーズの15周年を記念して『戦国BASARA4 皇 ANNIVERSARY EDITION』が発売された。ちなみに、7月21日は初代『戦国BASARA』の発売日である。 過去の配信された全DLC(*12)に加え、特製ブックレット「戦国英雄 十五周年画録」が付属している。 なお、2022年3月31日付けに小林裕幸プロデューサーが ようやく 退社したことでナンバリングシリーズは本作で事実上最後となった。
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/6068.html
戦国BASARA 真田幸村伝 機種:PS4,PS3 作曲者:近藤嶺 発売元:カプコン 発売年:2016 概要 戦国BASARAシリーズの外伝的な作品で、登場キャラクターの一人である真田幸村を中心にストーリーが展開していく。 BGMは近藤嶺氏がほぼ一人で担当。ほとんどの曲がオーケストラであり、ロック系の曲は無しというシリーズでは珍しい構成。 近藤氏の重厚でドラマチックなオーケストラサウンドが、真田幸村の物語を鮮烈に彩ってくれる。 発売当時はゲームソフトのパッケージに「列伝シリーズ」と銘打ってあり、今後の戦国BASARAシリーズにおける新たな展開を予感させたが 本作以降の新たな列伝シリーズは2023年現在でも発表されていない。 収録曲(サウンドトラック順) 曲名 作・編曲者 補足 順位 Disc1 真田幸村伝 近藤嶺 序章 2016年286位 水鏡 章選択 初陣 第一章 芽生えし蒼紅(1) 梵天丸 第一章 芽生えし蒼紅(2) 蒼紅 第一章 芽生えし蒼紅(3) 日向 救出 第二章 武田壊滅 天目山の戦い(1) 武士 第二章 武田壊滅 天目山の戦い(2) 魔王 第二章 武田壊滅 天目山の戦い(3) 霧 第三章 六文銭誕生(1) 北条旗 第三章 六文銭誕生(2) 六文銭 襲来 第四章 第一次上田合戦 徳川来襲(1) 疾駆 第四章 第一次上田合戦 徳川来襲(2) 流転 第四章 第一次上田合戦 徳川来襲(3) 白き覚悟 第五章 小田原の役 白き再会(1) 約束 第五章 小田原の役 白き再会(2) 雲煙 第六章 第二次上田合戦 関ヶ原への道(1) 猿 第六章 第二次上田合戦 関ヶ原への道(2) 奇襲 第六章 第二次上田合戦 関ヶ原への道(3) 言ノ葉 Disc2 奇兵衛 昌幸 近藤嶺 第七章 九度山幽閉(1) 風林火山 第七章 九度山幽閉(2) 心 第七章 九度山幽閉(3) 華 真田丸 作:幡手康隆編:近藤嶺 第八章 大坂冬の陣・真田丸砲撃!(1) 命を賭して 近藤嶺 第八章 大坂冬の陣・真田丸砲撃!(2) 必然 第九章 大坂夏の陣・蒼紅の邂逅 真田信之 第十章 大坂夏の陣・真田幸村(1) 日ノ本一の兵 第十章 大坂夏の陣・真田幸村(2) 真田幸村伝 (ピアノバージョンA) 真田幸村伝 (ピアノバージョンB) 冥銭 落陽 一刻 真田の試練 真田の試練 DLC追加曲 crosswise BGM歌:T.M.Revolution Naked arms SWORD SUMMIT FLAGS The party must go on UTAGE Count ZERO DOUBLE-DEAL BLADE CHORD BGM歌:abingdon boys school JAP WE aRE HIGH PRESSURE BGM歌:T.M.Revolution WHITE BREATH 蒼い霹靂~JOG edit~ HOT LIMIT Burnin' X'mas WILD RUSH 魔弾 ~Der Freischütz~ サントラ未収録曲 Committed RED 浅倉大介 主題歌歌:T.M.Revolution サウンドトラック 『戦国BASARA 真田幸村伝』オリジナル・サウンドトラック
https://w.atwiki.jp/3kshiki/pages/223.html
戦国BASARA Judge Endアニメ公式/Wikipedia 話数:全?話 放送時期:2014年07月~放送中 関連作品: ・戦国BASARA(TVアニメシリーズ第1期。2009年04月~2009年06月放送。全12話+未放送1話) ・戦国BASARA弐(TVアニメシリーズ第2期。200年07月~2009年09月放送。全12話+未放送1話) ・劇場版 戦国BASARA -The Last Party-(アニメ映画第1作。2011年06月04日公開。上映時間90分) ・本作(TVアニメシリーズ第3期。2014年07月~放送中) 基本情報 音響監督 岩浪美和 音楽 得田真裕 オープニング主題歌 「Thunderclap」Fear, and loathing in Las Vegas 作詞・作曲・編曲:Fear, and loathing in Las Vegas エンディング主題歌 「北極星 〜ポラリス〜」石川智晶 作詞・作曲:石川智晶 編曲:MATERIAL WORLD 挿入歌 なし 各話使用音楽一覧 ここでのOP・EDの定義はクレジット上の表記ではなく、OP・EDクレジットのテロップが表示されている場面(多くはOP・ED映像と共に流れる)で流れていた楽曲のことを指す。基本曲名のみで表記し、歌手などが違う場合その都度表記する。 話数 OP ED 挿入歌他 第1話 「Thunderclap」 「北極星 〜ポラリス〜」 なし
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/27851.html
登録日:2014/03/12 (水) 19 30 00 更新日:2023/10/15 Sun 00 00 54 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 インテリヤクザ ゴジラ ドS ブーメラン ランポス 三木眞一郎 処刑人 又兵衛閻魔帳 執心流浪 変態 多重復讐 奇刃 後藤又兵衛 後藤浪人衆 恐竜 愛すべきキチガイ 戦国BASARA 拷問 根暗 逆恨み まぁ~ったく、木偶の相手するの本当に疲れるねぇ〜? ねぇぇぇ〜? 『後藤又兵衛(戦国BASARA)』はPS3ソフト戦国BASARA4に登場する武将。CVは三木眞一郎。 かつては豊臣軍に属し、黒田官兵衛の部下であったが、今ではそこを離れ、主君も持たずに後藤浪人衆を率いて日ノ本を流浪する身の上である。 基本的に気だるげで、他人を見下した高圧的な物言いをする。性格は残忍で執念深く、相手に問いかけや念押しをするような粘着質な喋り方が特徴。 その執拗さと破れた陣羽織の下に見える鱗のような帷子、走っている姿や劇画バサラ技で描かれる恐竜の図からみて、爬虫類をイメージしてデザインされている模様。 また「又兵衛閻魔帳」なる手帳を携帯し、恨みに思う相手の名前を書き連ねている。 又兵衛自身は天下には全く興味が無く、この「又兵衛閻魔帳」に記された人間に復讐し、「処刑」と称したエグイ仕打ちをすることだけを愉しみとしている。 本人のプライドの高さもあって閻魔帳は逆恨みやイチャモンで記入されることも多い。 しかしその反面古巣である豊臣軍の兵は一人も記していない辺りに彼の本来の人格が見て取れる。 官兵衛に関しても単に運の無さに愛想を尽かしただけで、それほど嫌ってるわけではなさそうである(出会ったら斬りかかるけど)。 書かれた名前には順位が設定されていて、1位が伊達政宗、2位が上杉謙信である。 これらの人物とまみえた時にはひときわ攻撃的になるだけでなく、タチの悪い酔っ払いの様にテンションを爆上げして襲い掛かる。 特に上杉謙信とのやりとりは見もの。 「おのれにまけてはいけまっすェェ〜~~〜↑ん」 政宗が1位なのは、史実で大坂の陣の伊達軍の鉄砲隊(しかも撃ったのは片倉重綱、有名な方の小十郎の息子)に敗れ討ち死にしたからであろう。 謙信…とはたぶん上杉景勝との因縁じゃないかな、たぶん。 そんなわけで『真田幸村伝』終盤では政宗との最終決戦が描かれている。 戦闘中に漢詩を詠んだり、書物の一節を引用したりする教養深さ、最上義光の影武者軍団や正義厨にツッコミを入れる常識的な反応など、意外な一面も見せる。 また、浪人衆の将兵は怖がりつつも慕っているようで、天下を取れる器という評価や、拾ってもらった感謝の言葉を述べている。 キャラ性能は、他の武将に比べれば扱いにクセがあるものの攻撃範囲が広く攻撃力も低くないため殲滅能力が高い。 技の内容も又兵衛の性格を反映してか、残虐な処刑、拷問を彷彿とさせる猟奇的なものが多い。 武器は「奇刃」と呼ばれるブーメランの形をした刀。そのまま斬りつけるだけでなく投擲したり敵を挟み込んだり多機能。何で出来てやがる。 固有技の幾つかを発動した際にこの奇刃を投げ、しばらくの間飛行させることができる。その間は手に装着した爪で攻撃する。 この時には固有技も変化し、奇刃装備時よりも素早く攻撃する。 爪での固有技の一部や回避ステップ、挑発で戻ってきた奇刃をキャッチせずに躱すことが出来る。 そうした場合奇刃は飛行を続け、爪での攻撃と飛行する奇刃での擬似的なツープラトン状態で攻めが展開出来る。 ◻︎長押しで奇刃を当てこすり、その状態で奇刃を投げると、敵も一緒に巻き込んだ状態で奇刃が飛んでいく。 ダメージを継続して与え、一定時間経つかキャッチすると解除される。 これをやっている時に挑発を発動すると、閻魔帳を慌てて探す又兵衛の周囲を敵と奇刃がくるくる回るというシュールな光景が見られる。 固有奥義はいずれもかなり特異。 敵を捕まえ奇刃で挟んで拷問にかける、煙幕を張って姿を隠す、電流を流せる檻を作り出し敵を閉じ込めるなど異様なものが揃っている。 又兵衛のストーリーは彼が閻魔帳に記載した獲物を求め彷徨うという内容。 創生ルートでは天下をとり、自信を取り戻した又兵衛スマイルが見られる。 ドラマルートでは閻魔帳の1位と2位の二人をとうとう見つけ出し、復讐を成し遂げるのだが、この過程で、彼が今のような状態になってしまった理由が明かされる。 かつての上司である官兵衛に相対した時は名を呼んで駆け寄りつつだまし討ちを試みたり、忘れたふりをして見せるなどおちょくっており、見下している。 プライドが高く、攻撃的である反面、さびしがり屋で他人に認められたいという欲求が強い。その為に道を踏み外してしまうことになるのだが… ちなみに第2衣装のモデルを回転させると頭は月代であることが分かる。シリーズのメインキャラでは初。 追記・修正は君たちにお願いしますねぇ~? △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 何故か初見 彼がゴキ○リに見えた -- 名無しさん (2014-03-12 22 10 51) 自尊心だけでなく、功名心も高かったわけで -- (2014-03-12 23 17 26) 見た目はトカゲ、素行はクレイジー、なのになんなんだこの魅力は! 笑顔大百科でも最初に記事できてたし自分も大好きだが。 -- 名無しさん (2014-03-12 23 47 16) あの武器の材質が気になる -- 名無しさん (2014-03-13 01 25 24) お楽しみ武器は分度器。 創世のスマイルは笑った。 -- 名無しさん (2014-03-14 02 40 28) 武器には剛力極と六道極を二つずつ。あとは好みの銘を入れているが滅茶苦茶強い -- 名無しさん (2014-03-14 08 11 56) ↑2 あれはコンパスじゃね? -- 名無しさん (2014-03-14 09 07 11) 間違えた。コンパスだ。 -- 名無しさん (2014-03-14 10 53 06) タグの変態って別に変態ではないんだよなぁ…どちらかと言うとBASARAでは常識人のような -- 名無しさん (2014-03-15 12 10 25) ↑あれで常識人とかすごい世界ですね… -- 名無しさん (2014-03-15 12 24 06) ↑確かUMAにちゃんと跨がってたし、 -- 名無しさん (2014-03-15 14 11 51) 彼はものすごく良いキャラだと思ふよ。 -- 弓鳴和助 (2014-03-20 15 34 24) 愛すべき三十路のJK。 -- 名無しさん (2014-04-03 18 10 49) 美形枠でもないのにファミ通人気投票第五位という快挙を成し遂げた人。 -- 名無しさん (2014-04-20 22 57 24) 身も蓋も無い言い方するとプライドの高い構ってちゃんなんだよな……。それでも素の人格は常識的だったりするからマシと言えるんだろうけど -- 名無しさん (2014-04-20 23 38 36) 天下二兵衛は、半兵衛と官兵衛じゃなくて、後藤又兵衛(基地外寄りの基地外)と明智十兵衛(基地外寄りの変態)ですから! -- 名無しさん (2014-05-22 21 56 37) 披露する教養が知識だけつめこんだがガリ勉的なものって設定見たときは、なんだかかわいそうなキャラだと感じた -- 名無しさん (2014-08-24 07 54 23) 実は大友ザビーランド誕生の元凶だったりする -- (2014-11-02 23 03 51) こいつを見ると弱虫ペダルの御堂筋的な何かを感じる -- 名無しさん (2014-11-03 23 23 32) 学生時代優秀だったが2ちゃん脳全開だったやつが一流企業に入社したのはいいが、最初に配属された部署の上司がトッチって -- (2014-11-03 23 43 09) (続き)部署が閉まり、代わりに配属された嫌いな上司の部署で商談に大失敗して情緒不安定になり、汚名返上で挑んだプレゼンでまた大失敗。辞表もらって精神病んで現在世間を賑す連続殺人鬼に転身。まとめるとこんな感じ? -- (2014-11-03 23 45 16) むしろ、学生時代はがり勉の優秀で一流企業に就職したのは良いが、周りのライバル企業のトップにあっさりと負けて更に新しく出来た若造が社長の会社にも負けて、同じ会社面々から見下されまくり、新しい上司も有能なくせにあからさまな失敗して一緒に僻地へ左遷された結果、勝手に行方不明になって恨みのある会社へ突撃しまくるはた迷惑なクレーマーという印象。 なんかP4の足立が落ちるとこまで落ちた感じ。 -- 名無しさん (2014-11-03 23 55 54) こいつの死に際のセリフがなんとも…素直になれないだけなんだろうなぁ… -- 名無しさん (2015-07-28 18 25 51) ↑まつに弁当貰った時とか金吾にビビられた時の反応見ると普通の兄ちゃんって感じ。捻くれた様でいて善意を素直に受け取る -- 名無しさん (2015-08-25 19 32 32) 阿保官に続き、馬鹿半が閻魔帳入り -- (2015-08-25 23 03 43) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gamegame03/pages/29.html
戦国時代を駆け抜けたHERO(戦国武将)たちが熱き火花を散らして戦うスタイリッシュアクション「戦国BASARA」が“チームバトルアクション”となってPSPに見参! ゲームはチームバトルで展開し、アドホックモードをつかった最大4人までの対戦プレイもできる。本作では“戦力ゲージ”制を採用しており、相手HEROを倒すことで相手側の戦力ゲージを減らすことができ、自軍のゲージが0になる前に相手側のゲージを0にすれば勝ちとなる。倒れたときに減少する戦力ゲージの量(コスト)はキャラクターの性能と装備した武具によって決まる。強力な武器を持たせるとその分コストも増えるので注意! 敵にダメージを与えたり、自分がダメージを受けると蓄積する“戦極ゲージ”がフルになったら“戦極ドライブ”が発動可能。一定時間攻撃力、防御力、スピードが向上する。プレイヤーキャラクターとなるHEROは30名! “伊達政宗”“真田幸村”“前田慶次”“織田信長”ら、シリーズではおなじみの戦国武将に加え、シリーズのオリジナルキャラクター“いつき”“ザビー”ももちろん参戦。「戦国BASARA 2 英雄外伝(HEROES)」に続き、オープニングテーマは“abingdon boys school”による新曲「JAP」を採用。 カプコン 価格:5,490円 発売日:2009年4月9日 戦国BASARA バトルヒーローズ - PSP レビュー 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/24767.html
登録日:2012/04/02(月) 20 50 23 更新日:2023/08/26 Sat 21 49 58 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 (おそらく)はいてない ガン・カタ マムシの娘 ロケットランチャー 二丁拳銃 四次元裾 巨乳 戦国BASARA 戦国DMC 掃射連撃 日野由利加 服装がR-18相当 極妻 濃姫 発砲美人 織田軍 繚乱無比 股からガトリング召喚 蝶 魔王の妻 ふふ…これが見たいのね 戦国BASARAシリーズの登場人物。 初代から英雄外伝にかけて登場している。 声優 日野由利加 肩書 繚乱無比 武器 二丁拳銃 防具 着物 属性 炎 ◆概要 魔王である織田信長の妻。 明智光秀とは親戚であったとする伝承から、光秀からは昔の名である帰蝶と呼ばれる。 又、アニメではけんしんさまにもそう呼ばれていた。 また、マムシの道三と呼ばれた斎藤道三の娘である事から、自他共にマムシの娘という呼称を使う事も。 ちなみに2で彼女を解禁するには信長のストーリーをクリアして解禁する光秀のストーリークリアが条件となっている。 服装は着物で、右足の所はスリットのようになっており露出度が高い。また、右太ももに青い蝶の刺青がある。 かすが同様、アニメではゲームよりボンッキュッボンッに描かれており、前髪や髪飾りのデザインもゲームとは異なる。 見た目は極妻のようでちょっと怖いが、性格は日本古来の芯が強い女性といった感じ。ただし愛する信長及び蘭丸以外の者には非常に冷たい。 ◆人間関係 信長の事は上総介(かずさのすけ)様と呼ぶ。 信長の為ならば何でもする覚悟を持ち合わせているが信長ほど冷酷には徹しきれず、子供であるいつきを相手にした時には戸惑ったり罪悪感を隠せない。 また、あまりにも敵兵を倒すと「血に塗れるは毒蛇がさだめか…あはは!」といった感じで己を振り返る。 しかし信長がマジギレすると彼に対して恐怖を覚えるのは他の人間と変わらない。 蘭丸の事は蘭丸君と呼び、我が子のように可愛がっている。 お市の事は信長を唯一理解出来る人物として評価している。 外伝にて長政が当主を務めている浅井家から市を確保した時も協調性を見せている。 ◆プレイスタイル 武器が二丁拳銃なので、遠距離の攻撃に優れている。 通常攻撃は他の武将は八段攻撃だが、彼女だけは継ぎ目無しの銃の乱射。 ボタンを長押しするとチャージしてタメ撃ちが使える。そのまま連射すれば8発程タメ撃ちが放てるが秋津の渡りで十分。 ちなみに濃姫の武器は二丁拳銃なのだが、第8武器は「双銃 恵戊新&逢戊璃」といい、元ネタはデビルメイクライのエボニーとアイボリー。 同じくデビルメイクライ由来の武器を使う政宗、幸村同様第7武器がギャグ(お楽しみ)武器ではない。 BASARA1ではなぜか恵戊新のみを二丁だった。 防具は着物で装備するとデフォルトの着物と見た目がガラリと変わる。 防具3種+デフォルトで4種、衣装(着物の着方)は2種類で、計8種類(英雄外伝では染衣装が追加され9種)の服装を楽しめる。 尚、ザビーも防具が法衣なので同じ仕様だったりする。 馬に乗る時は他の武将のように跨がったりはせず、横に座るように乗る。 ◆固有技 体術、他の銃を呼ぶ技、二丁拳銃技に分かれている。技名には生物の名前が入る(一部ギリギリだが……)。 尚、後の孫市と違って他の銃の技を使ってもそれに持ち変える事は無い。 黒蜥蜴 体術。 右足で左から回し蹴り。敵を吹き飛ばせるが、基本的に濃姫は遠距離の内に倒すのであまり使わない。 「そこっ」 香魚の跳 ライフルを召喚し、敵を空中に打ち上げて吹き飛ばす。 「跳ねてみなさい?」 大蛇の吼 ガトリングガンを召喚して連射する。 射程に優れるが、慣れないとイマイチ使い勝手が悪い。 「ごめんあそばせ」 胡蝶の目覚め 体術を連続で繰り出す。 尚、専用アイテム「胡蝶のかんざし」を装備すると通常攻撃が銃連射から体術コンボに変わる。が、濃姫は攻撃力が低く手数で勝負するキャラなので……。 「邪魔っ」 綿津見の嘆き バズーカを地面にぶっさし、地中に向けてバズーカを発射する。弾は地中を正面に向けて進む。威力が高く派手。スキが大きいが威力は高め 「食らえっ」 秋津の渡り 濃姫の生命線。 画面をロックし、前方に銃を構えたままでの移動が可能になる。 射程に優れ、敵の体力ゲージが見えていれば届く。押し返す力も強く、近付かれる前に撃破可能。 大将にはガードされがちだが、射撃を停止すればガードを解除してくるので、戦極ドライブで突撃されない限りはこれ一本で大丈夫。 ノーダメクリアやコンボのお供。 秋津はトンボの旧名。 「覚悟なさい……?」 叫天子の舞 周囲に弾を乱射する技。リーチが短くスキが大きいので見た目の派手さの割にあまり使えない。 叫天子はヒバリのこと。 「舞え、叫天子」 BASARA技 自分を中心に織田家の家紋を9個召喚して光の柱を出す技。 移動が出来ず威力もBASARA技にしては物凄く低いので、BASARAメインで攻撃する戦法は使えない。 「おしおきの時間よ」 ちなみに能力については、攻撃力はけんしんさま、防御力は半兵衛と並んで共に全キャラ中最低の数値。 体力に至っては子供のいつきや蘭丸以下で全キャラ中ダントツで最下位である。しょうがねえだろ!武将じゃないんだから! ただでさえ威力の低いBASARA技を発動させる為のBASARAゲージに関しても、けんしんさまに次いで二番目に溜まるのが遅い。 その代わり秋津の渡りの性能が異常に優秀なので、それを上手く使えるかが鍵となる。 ◆ストーリー 北に一揆鎮圧に来てたら信長が光秀に襲われたという知らせを受けた濃姫は、蘭丸と共に光秀を伐つ為に西へ急ぐ。 第一章 本能寺への道 最北端一揆勃発 いつきを倒して一揆を鎮圧させるのが目的。 第二章 険しき道のり 春日山忍法帖 西へ急いでいたらけんしんさまに捕まってしまったとさ。 第三章 甲斐の虎 三方ヶ原逆襲戦 けんしんさまをどうにかしたと思ったら今度は信玄に見付かった。 第四章 道の行方 賎ヶ岳の戦い 織田配下の前田夫妻から光秀が山崎に潜んでいるという情報を得、光秀討伐の為に前田軍を編成中だと聞く。 自分で光秀を倒したい濃姫はそれを振り切ろうとするが、 濃姫を危険な目に遇わせたくない前田夫妻(+慶次)は濃姫を無理矢理にでも止めようとする。 最終章 旅の終わり 山崎布陣戦 前田夫妻を振り切り、遂に光秀の元へとやってきた濃姫。濃姫と昔馴染みの光秀は親しげに話しかけて来るが……。 エンディングでは子供を身籠っている様子が見られる。 「どうした? マムシの娘の項目はその程度か?」 「いいえ、濃めが必ずや!」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 何やかんや、夫婦仲良さそうな -- 松永さん (2013-11-29 23 44 55) 掃射連撃の二人4ででてくれよマジで… -- 名無しさん (2013-11-30 00 24 21) 孫一姐さんと鶴姫ちゃんがいるのがなぁ・・・濃姫も蘭丸も登場人物としては良いキャラしてるんだけど、射撃キャラとしては後輩2人のほうが圧倒的に洗礼されてるから2の頃の感覚で再登場させたら劣化孫一 劣化鶴姫になりかねない。 -- 名無しさん (2013-11-30 00 46 16) と言うかこの人と丸は何故行方不明になったんだ? もしや英雄外伝の市ルートのアレが正史なのか? -- 名無しさん (2013-11-30 07 33 29) ↑少なくともジャンプSQ版の漫画だと 燃え盛る炎の中倒れている二人が居るコマがあったから 生死不明? -- 名無しさん (2013-11-30 08 15 27) ↑そうだったのか……。生きていて欲しいが、そうなると難しいな…… -- 名無しさん (2013-11-30 09 14 05) ネタバレ,柴田が捜索依頼されてたが実際は○秀に幽閉されていて無事、織田軍に二人とも救出されたらしい。 -- 名無しさん (2014-02-10 21 13 22) オクラいる時点であんまり言えないけど、出なくなったのは、史実であまり出てきてないっていうのもあるかもな。 -- 名無しさん (2014-02-10 22 02 32) 生きてたのか、よかった -- 名無しさん (2014-02-10 22 37 06) 凄く・・・影が薄いです・・・ -- 名無しさん (2014-05-21 20 59 29) 生きてて良かった…… -- 名無しさん (2014-05-21 21 00 34) 4の新作で是非とも出てほしいな。また見たいんだよ信長様のツンデレが -- (2014-08-01 22 50 48) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/477.html
登録日:2010/08/11(水) 19 25 15 更新日:2024/06/20 Thu 03 29 32 所要時間:約 10 分で読めます ▽タグ一覧 ▽ ツンギレ ハシビロコウぅぅぅぅ! ラスボス 並行世界のイザーク・ジュール 主人公 厨二病 君子殉凶 問題児 変な形状の頭蓋骨 大大万大吉 愛すべきハシビロコウ 戦国BASARA 戦国BASARA3 拒食症 暴走特急 石田三成 絶対に許さない 西軍 西軍爆走トリオ 邪気眼 関智一 闇色さん 静かなるハシビロコウ 「私は貴様を許さない…!」 戦国BASARAシリーズ『3』より新登場の武将にして、主人公格の一人。 顎が細く前髪が真ん中でとがっている。 声:関智一 属性:闇 武器:刀 豊臣秀吉に仕え、神の如く崇拝していたが、同僚であった徳川家康が秀吉を裏切り手にかけたことで、愛と怒りと憎しみのスーパーモードを発動。 以後は家康に復讐を果たすことのみを生き甲斐にしている。 各地の軍を傘下に入れていくのも、力を付けつつある徳川軍に対抗するだけのためであり、天下を取ることすら眼中にない。 【人物】 性格は苛烈で攻撃的かつ感情的。 他人に対してはいかなる相手にも冷たく当たり、気に入らない人間はすぐ切り捨てようとする。 彼にとっては秀吉(と彼の右腕たる半兵衛)だけが世界の全てであり、少しでも秀吉の意に沿わない、秀吉に反発する者がいれば即排除しようとするなど、 その忠誠はもはや崇拝・狂信の域に達していると言っても過言ではない。 しかも、自らの感情に基づく行動(悪く言えばただのわがまま)にまで「秀吉のため」という理由を付けるなど、 無意識に秀吉の存在を免罪符代わりに使っている節もあり、その忠誠心はある意味非常に歪で不安定。 『3』の第1ルートでは、最悪のタイミングでその事実を自覚してしまったがために悲劇的な結末を迎える。 しかし、一度認めた相手に対しては(不器用なため態度の冷たさは変わらぬものの)愚直なまでの信頼を寄せる一面もあり、 友人大谷吉継に対する陰口に憤るなど人並みの情けは持っている。 家康に対して激しい怒りを燃やすのも、彼を友人として認め信頼していた証でもある。 信長の『魔王』、秀吉の『覇王』に並び、 『凶王』 、もしくは 『凶王三成』 と呼ばれる。 なお、いわゆる秀吉信者な部分を除けば純粋、かつ不器用。そして堅物かつ生真面目な性格とも言える。 家康に裏切られたトラウマから『裏切り』を激しく嫌悪しており、 元親ルートでは自分が知らぬ間に『裏切り』へ加担していた際には切腹しようとまで思い詰めた。 また、鶴姫と元親が競走ついでに立ち寄った際には「そんな下らない遊びで才能を無駄遣いするな!」と、珍しく説教臭いキレ方をした。 OPでは摂氏数百度はあろうかと言う火山地帯を鞋でゆったりと歩く猛者。 その後駆けてくる3頭のマーウー達を切り倒した後の口元のアップが妙に色っぽい。 更に凍てつく氷山の頂きに現れたりと耐熱性に優れる。 発売前に情報が公開されるにつれ、設定や容姿、斬撃が遅れてやってくるほど素早い攻撃モーション、 さらに固有技名が「断罪」「慙悔」など、狙ってやっている邪気眼であったため一部にネタ的意味で人気になる。 秀吉亡き後も何かにつけ斬滅や許しを乞う許可を秀吉に求めるが、当然返答はないため答えは聞いてない!状態になっている。 ほら、ちょうど紫っぽいし。中の人はアントホッパーイマジンだけど。 ちなみに開発者曰く、「三成のキャラデザは堕天使をイメージして作った」 …当の本人は天使から掛け離れているが。 『三成さんに対する周囲の声』 「不器用だし、融通が利かないし、生きてるだけで損してるようなやつだ」(徳川家康さん) 「この男は驚くほど何も持っておらぬ。我でさえ、やつの私物らしい私物を見たことがない。金も名誉も部下もいらぬという。おまけに食べることにも興味が無い。 愉快なことだ。この男を殺すのは実に容易い。ただ黙って見ていればよい。だが、まだ死なせる訳にはいかぬ。この世に不幸が降る限り…」(大谷吉継さん) 「こんな透明な人初めて見ました!」(鶴姫さん) 「三成様…せめてちゃんと食ってください」(名も無き石田軍武将さん) 「じゅんいつむざつ、いたいたしいほどに……」(上杉謙信さん) 「あの野郎は確かにcrazyだった。だが…あの透き通った眼はなんだ?」(伊達政宗さん) なお舞台版の宴ラストでは、様々な経験を積んで(人間的に)とんでもない成長を遂げる。 【ゲーム内での性能】 見た目通り素早い動きから繰り出す抜刀術を用い、圧倒的な手数で敵を斬滅するスピードタイプのキャラ。 公式でも歴代最速とうたわれていただけあって目視すら不可能な斬撃モーションは非常にかっこいい。神速(笑)けんしんさま涙目である。 しかし通常技使用後の隙の短さ(抜刀後、刀を鞘に納めるまでの速さ)ではけんしんさまの勝利。 特に、三成の固有技能「刹那」は特定のアクションを行った直後に瞬間移動で敵を追尾するという反則的な性能を誇る。 これのおかげで通常斬り→固有技→刹那→通常斬り…等半永久的にコンボを繋げることも可能。 手数が多いので属性攻撃との相性がよく、装具次第では凄まじい攻撃力を叩き出すことも可能。 けんしんさま再度涙目 なお、ちゃんと食べていないせいか、初期値では体力と防御力が、全プレイヤーキャラ中下から二番目である。 因みに8/15にリボルテックが発売される。 また2016年10月現在、関智一の公式ツイッターアカウント画像は「SD版BASARA三成にウィスベエ(石田三成と過去縁があった)が絡みつく」というもの。 ここから下ネタバレ注意 彼のストーリーでは家康を斬滅すべく毛利や雑賀衆などと同盟を結びながらやがて関ヶ原の決戦へとなだれ込むという流れがメインとなる。 第1ルートでは、家康を殺し因縁に終止符をうつも、そこで彼は己の中にもう何も残っていないことに気付く。 「立ち上がってもう一度私に殺されろ!」と家康の亡骸にすがりつくがもはや家康は何も答えてはくれない。 家康への復讐が「秀吉のため」ではなく「自分の(生きる意味を作る)ため」の行動であったことに気付いてしまった三成は血の涙を流しながら絶叫し、 無限の虚無感を抱えたまま崇拝する秀吉に許しを請うため、どこかへと消えていった。 第2ルートでは秀吉をこき下ろした伊達政宗に激怒し、一途北へと進軍する。 途中、手薄になった大阪城を黒田官兵衛に占領されるもすぐさま奪還し、最終的に大阪で政宗と家康を討つ。 そして秀吉の名声をさらに広く知らしめるため、その御力を認めさせるため、三成は世界へと目を向ける。 宴の佐助ストーリーにて 例え寝ていても、家康関連の話題がでるやいなや飛び起き、家康を誉めているんだか貶しているんだかわからない怒声をあげながら戦った。 アニメでは「弐」の終盤に登場し謙信さまと高速戦闘を演じるが秀吉が死んだため撤退。 劇場版では政宗への復讐に囚われ関ヶ原の戦場で激突するが紙一重で敗北。 直後に復活を遂げた信長と「秀吉が統べようとした世を守る為」戦い致命傷を与えた。 過去への復讐から解放され未来を生きることを望むようになるまでの成長が描かれる。 舞台「宴」では、関ケ原の戦いのさなか、目の前で松永に家康をいたぶり殺され自身も瀕死の重傷を負う。 この後、松永の新たな玩具として精神を完璧に壊された彼はラストシーンまでフェードアウトするのだが…。 最後、ほぼ全てのメインキャラ(政宗・幸村など)を爆殺し、次の玩具を探そうと立ち上がった松永。 その背後で闇に紛れて立ち上がり、三成は松永へと刀を向ける。その姿は恐ろしくかっこいい。 誰が呼んだか、『エクストリーム三成』 メインキャラクターの多くが死亡する舞台なので好き嫌いはあるが、彼の精神的な大成が見たい人は必見。 「4」では秀吉や半兵衛が生存している世界が舞台となっているため、精神的に安定しており、本来の三成の性格を見ることができる。 部下として島左近が初登場。左近自身は少し抜けている部分があるため、そのあたりの教育や指導をが行っている。 左近からは上述した三成の忠誠心を尊敬されており、一方の三成も、自身が暴走した際のストッパー役としても頼りにするなど、互いの信頼関係も見てとれ、主従としての仲は良好な模様。 更には秀吉の救うためにわざと秀吉から離反するなど、ただ盲信するだけでも無くなっている。 また、家康に対してもあるステージでは上述通り秀吉達が生きていることもあって、左近や大谷に向ける態度と同様にややツンデレ気味ながらも仲間として扱っている。関ヶ原の戦いの際でも家康への恨みだけで戦うことなく、友として家康の遺体を抱え死を弔っている。 三成のドラマ√は3をプレイした人なら必見の熱いストーリーとなっており、彼の人間的な成長をこれでもかと感じ取れる。 秀吉様…この項目を追記・修正する許可を、私に! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] よくネット内で言われるが大谷さんがオカンになって彼の世話をしているイメージが強い。 -- 名無しさん (2013-10-08 21 48 35) 激しいけど悲しい。見ていると胸が痛くなる -- 名無しさん (2013-12-03 19 52 53) 左近 マダオ さやか 意外にモテるな -- 名無しさん (2014-01-07 18 54 59) 謙信さま涙目と思ってたけど宴での謙信さまはチートでした -- 名無しさん (2014-01-23 01 24 24) 3宴では君子殉凶などのおかげでお金やら経験値稼ぎによく使ったけど、4になってから全体的にヒットストップが目立ったり動きがややもっさりしてるから使いづらくなった印象。お金稼ぎ役も勝家の方が稼ぎやすいからなぁ…。 -- 名無しさん (2014-01-27 23 40 33) ↑逆に考えるんだ…(新人にお株を)あげちゃってもいいさと -- 名無しさん (2014-01-28 04 26 01) 4で三成が家康のこと友達だったって言ってたな… -- 名無しさん (2014-01-28 08 37 20) ↑3 固有技が空中発動できてむしろ強くなってんだけど……断罪→空中2段→空中暫悔→空中鬱屈→空中全段ってやってみ?ボスハメられるで -- 名無しさん (2014-01-28 08 41 23) 4で格好良すぎて、熱すぎて惚れ直したわ、良いドラマルートだった……和解する流れも、いつかあるといいなぁ -- 名無しさん (2014-02-02 03 10 35) ↑というか石田軍の皆さんが総じて株アゲアゲよ。 -- 名無しさん (2014-02-02 11 29 01) 左近のお陰で心、にゆとりができた印象。秀吉も生きてるし、やったね三成ちゃん、これで秀吉の世が来るね。 -- 名無しさん (2014-02-02 13 21 45) 4の三成は本当に大切にされてる感じがする。ただし、周りが自分を不幸にしてまでも三成を救おうという体勢が悲しすぎる…。家康ドラマルートとか左近アニメルートとか特に…。3で大谷さんが言ってた「やはりぬしが不幸を呼ぶ」というセリフをこんな形で理解したくなかったよ…。 -- 名無しさん (2014-02-03 10 48 43) 暫悔の事故防止性能が高すぎて銘は全部攻撃系で良いレベル お手軽感と安定性なら柴田以上かな、印籠稼ぎウマー -- 名無しさん (2014-02-03 22 06 52) OPで~から電子レンジの下りで唐突に吹いた。頭卵みたいだからチンは無理なんじゃない? -- 名無しさん (2014-05-20 01 16 25) 三成は「私を理解してほしい」と望む割には、自分が「他者を理解しよう」とはしないんだよね…。省みることさえできれば、何かが変わったと思うんだけどなぁ。 -- 名無しさん (2014-06-23 01 33 18) 舞台(DVD発売済)情報なので好き嫌いは分かれるが舞台の三成の話もちょっと追記。 -- 名無しさん (2014-06-26 15 43 52) ある意味で純粋過ぎる奴 -- 名無しさん (2014-06-26 15 56 40) 三成の台詞の秀吉様をまどかに変えるとほむほむっぽくなる。 -- 名無しさん (2014-07-10 21 20 06) ↑ワロタww ww -- 名無しさん (2014-08-03 15 17 57) 善人とは言えないけど、かと言って悪人でもない気がする。 -- 名無しさん (2014-12-05 23 33 27) だから純一無雑、とても純粋なんだろう -- (2014-12-22 10 55 51) キツい態度だけど一度構築した友好関係が大切過ぎて、家康の行動にすごく腹立ったんだろうね。可愛いさあまって憎さ百倍みたいな -- 名無しさん (2014-12-22 15 38 17) 氷属性で最速の無双状態だったけんしんさまを、闇属性とちょっと隙と癖増やしたのが三成 -- 名無しさん (2015-01-17 19 53 18) 舞台だと関ヶ原なのに家康死んじゃうのかよwww -- 名無しさん (2015-03-24 10 40 32) 4皇やったけど、秀吉を救うために豊臣離れたのが印象的 -- 名無しさん (2015-10-26 11 42 47) BASARAを滅ぼした立役者 -- 名無しさん (2016-08-22 20 52 01) ↑荒れるから止めてよ… -- 名無しさん (2017-08-16 00 48 01) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gununu/pages/3876.html
いつき〔いつき〕 作品名:戦国BASARA 作者名:としあきA 投稿日:2008年12月28日 画像情報:640×480px サイズ:73,398 byte ジャンル:川上とも子,沢城みゆき キャラ情報 このぐぬコラについて コメント 名前 コメント 登録タグ 2008年12月28日 としあきA 個別い 川上とも子 戦国BASARA 沢城みゆき
https://w.atwiki.jp/kasuga_basara/pages/75.html
【謙信基本】 基本台詞(謙信) 戦闘(謙信) 汎用(謙信) ギャラリー(謙信) 【謙信プレイヤー側】 合戦開始(謙信) 謙信→敵 【vs謙信】 プレイヤー→敵謙信 【かすが基本】 基本台詞(かすが) 戦闘(かすが) 汎用(かすが) ギャラリー(かすが) 【かすがプレイヤー側】 合戦開始(かすが) かすが→敵 本能寺暗殺行 【vsかすが】 プレイヤー→敵かすが 【vs上杉軍】 合戦開始(vs上杉軍) 合戦中 直江兼続の全て ストーリーモード